狭いキッチンだと、食器棚などの大きな収納を置く場所がないということもあると思います。
引っ越し先で、今までの食器棚が置けないとなると、食器の収納はどこにしようか困ってしまいますよね。
そこで、食器棚を使わないキッチンにおすすめの食器の収納のアイデアをご紹介します。
最近は、物を持ちすぎない生活が注目されています。
シンプルで本当に使いやすいものだけで生活するのが理想ですね。
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食器の収納に食器棚を使わない生活はありか
人は誰しも「◯◯すべし」という概念に囚われがちです。キッチンに関しても、「食器は食器棚にしまうべき」と思い込んでいると、とくに狭いキッチンでは食器棚にスペースを取られて余計に狭くなってしまいますよね。
では、本当に食器棚は必要なものなのでしょうか?
私の実家のキッチンには、昔ながらの背の高い大きな食器棚があります。4人家族で暮らしていた当時はそれなりに出し入れはありましたが、その頃ですらも奥の方にはほとんど使われていない食器が眠っていた記憶があります。やがて両親だけの2人暮らしとなり、普段使う食器類はほぼ決まっているため、大きな食器棚を置いておく意味はなくなっていますが、大型家具は廃棄する手間がかかることなどから、今もそのままにしてあります。
もちろん、全く料理をしない一人暮らしの方であればそもそも食器の量も少ないので、食器棚を使う必要はないかもしれませんが、やはり家族で生活するお宅ともなると、それなりに食器の量もあるでしょうから、食器を収納するスペースは必要です。
ですが、私の実家のように、いずれ処分に困ることが目に見えているのに、あえて邪魔になる食器棚を使う必要はあるのでしょうか?食器棚の代用となる物さえあれば、それで十分なのではないかと思います。
食器棚を使わないことで、狭いキッチンをより広く使うことが出来るのだとしたら、この際「食器は食器棚にしまうべき」という概念は捨てた方が良いかもしれませんね。
食器棚を使わない場合の食器の収納場所
お使いのシステムキッチンには、引き出しが付いていませんか?食器の数が少ないご家庭であれば、食器棚の代わりに引き出しに食器を収納する方法もあります。使い勝手に合わせて、各引き出しごとに入れるものを決めましょう。
1段目の浅い引き出しには、カトラリー類を入れます。市販のカトラリーケースを使うことで、中身がグチャグチャにならずに取り出しやすくなります。
かがまなくても食器の出し入れが出来るように、2段目には使用頻度の高い食器を収納します。これなら洗った後にしまうのもラクですよね。
比較的高さのある一番下の引き出しには、深めのお皿や、普段はそれほど使わない食器を収納します。重さがあるどんぶりなどは、一番下の段に入れておいたほうが良いでしょう。
狭いスペースに食器をしまう場合は、大きさや形がバラバラだと重ねて収納することが出来ないので、新たに購入する際にはその点を考慮して、なるべく他の食器と重ねやすい物を選ぶようにすると良いですね。
食器棚を使わない収納は立てて入れるという方法も
賢い洋服の収納術としてご存知の方も多いかもしれませんが、クローゼットなどで使う引き出し付きの衣装ケースに、洋服を立てて収納するという方法があります。たたんだ洋服を下から上に重ねるのではなく、仕切りを使って立てて収納することで、無駄なスペースをなくして機能的に使うことが出来ます。
それと同じように、キッチンの引き出しに食器を立てて収納するのもオススメです。100均などで販売されているディッシュスタンドを使えば、お皿が横倒しにならずスッキリと収納出来ます。
食器を下から積み重ねて収納すると、下の方のお皿は取り出しにくいため、どうしても使う頻度が低くなってしまいますよね。食器棚を使わずに食器を収納する場合は、狭い収納スペースを有効に使うためにも、使わない食器を置いておくことは避けるべきなのです。
食器を立てて収納するだけでも、使いたいお皿だけをサッと出し入れすることが出来るので、食事の準備や後片付けがとてもラクになります。
食器棚を使わないご家庭のために、キッチンの引き出し用の食器収納グッズも販売されています。もちろん、専用の収納グッズを使わなくても、ファイルボックスなども活用することが出来ますので、ご自身で使い勝手の良いアイテムを見つけるのも楽しいですよ。
ステンレスシェルフとバスケットで食器を収納
キッチンの引き出しだけでは食器の収納スペースとしては足らない場合や、本格的な食器棚は置きたくないけれど、なにか別の物で代用したいと考えていらっしゃる方には、ステンレスシェルフとバスケットを組み合わせて使う方法もあります。
市販のステンレスシェルフは幅も高さもさまざまなタイプが販売されているので、キッチンのちょっとした隙間にも置くことが出来ます。棚にそのまま食器を置いてしまうと、どうしてもホコリが気になりますので、棚の高さに合わせてバスケットやプラスチックケースを使用します。ケースの上にふきんなどをかけておけば、ホコリの心配もありません。
引っ越しなどのタイミングで、もしも使わなくなったら、他の場所で収納棚として活用することが出来るので、あとで処分に困ると言ったこともなくて済みますね。
スッキリとしたキッチンをキープするために食器の適正量を知る
食器に限らず、ご家庭のすべての場所をスッキリさせたかったら、まずは物の適正量を知ることが重要です。どんなに片付けてもなんだかスッキリとしないのは、明らかに物の量が多すぎるから。収納場所に収まりきらないほどの量では、いつまでたってもスッキリとさせることなど出来ません。
どんなにたくさんの食器を持っていても、だいたい普段使う物は決まっていますよね。食器類の適正量は、収納スペースの広さ次第とも言えますので、食器棚を使わない場合には当然、その数は限られてきます。食器の数は収納スペースに収まるだけと決めて、それ以上増やさないようにする必要があります。
また、家族の人数や来客の頻度に合わせて、あらかじめ食器の種類ごとに枚数を決めておくのも良いでしょう。使い勝手の良いお皿は、色違いや柄違いで数枚ずつ揃えることで、来客に備えて1種類だけを何枚も揃えずに済みます。
食器棚を使わなくても、工夫次第でどうにでもなります。食器棚を置くことで狭くて使いづらいキッチンになるよりも、思い切って食器棚を使わないという選択もあるということをいくつかご紹介してみました。ご自身のライフスタイルに合わせて、ぜひ実践してみてくださいね。