ホーローの食器はキャンプなどのアウトドアでも人気の食器です。
紙皿やプラスチックのお皿を使うことも多いと思いますが、ホーローの食器を使うと、気分はちょっとベテランキャンパーです。
そんなホーロー食器がキャンプに適している理由や、使う時の注意点などをご紹介します。
キャンプが好きな方は、いろいろと道具にもこだわるものです。
お気に入りのものに囲まれて、リラックスできる時間を過ごして下さい。
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アウトドアでホーローの食器を使うメリット
ベテランキャンパー達が使っていることが多いホーローの食器。
実は、オシャレだから使っているというだけではなく、沢山のメリットがあったのです。
ここでは、ホーローの食器がアウトドアに向いている理由について紹介していきます。
アウトドアでホーローの食器を使うメリット
直火調理ができる
ホーローの食器は耐熱性が高く、直火での調理が可能です。
200度程度までは耐えられるので、調理鍋等を使って余計な洗い物を出すよりは、そのまま調理をして卓上に出せるので、アウトドアには最適なのです。
お手入れがラク
テフロン加工された鍋やフライパンのように、柔らかいスポンジを使う必要がなく、ゴシゴシ洗えるのが嬉しいです。傷がつきにくく、汚れも落ちやすいので、繰り返し何度も使うことが出来ます。また、アウトドアでよく使うプラスチック製の食器とは異なり、臭いがつきにくいのもメリットの一つです。
保温性が高い
一度熱が入ると、冷めにくい性質があるので、屋外で冷えやすいアウトドアの場面では大活躍してくれます。スープを入れる鍋、コーヒーを入れるマグカップなど、温かく楽しみたい料理に使うのがおすすめです。
アウトドアでホーローの食器を使うときの注意点
ホーローの食器は、衝撃に弱いのが難点です。
しかも、一度ヒビが入ってしまうと、その部分から錆びてきてしまうので、お手入れは丁寧にする必要があります。
割れやすいので、持ち運びや車での移動時などには、衝撃に気を付けなければなりません。
見た目もオシャレで、アウトドアで使うといいことも沢山あるホーローの食器ですが、丁寧に扱うのが苦手な人にとっては、ホーローの食器は使いこなすのが難しいです。
アウトドアでは、他にもいろいろな素材の食器が使えるので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
- プラスチック
安価なので数をそろえやすいです。軽いので持ち運びも便利ですが、油汚れや臭いが落ちにくいことと、見た目が安っぽく見えてしまうことがデメリットです。 - ステンレス
見た目がスタイリッシュで、オシャレです。
油落ちもよく、丈夫で扱いやすいですが、温かい食べ物を入れると容器まで熱くなってしまうことと、保温性があまりない点が欠点です。 - 木製
アウトドアでは、雰囲気づくりに最適です。
しっかりお手入れをしないと、湿気でカビが生えたり、乾燥で割れたりするので、お手入れが大変です。
アウトドアに便利なホーロー食器のセット
アウトドアにホーローの食器を使いたいと考えている方には、まず、便利な食器のセットを購入してみることをおすすめします。
一枚ずつお気に入りの食器を探すのも楽しいのですが、初心者の人はホーローの扱いにひとまず慣れることが最優先です。
ホーロー食器のセットは、ケースに入って販売されていることが多いので、ケースにきちんと収納できて、持ち運びの際の破損の心配も軽減されます。
また、セットで購入することで、ある程度の数を一度に確保できるので、とりあえず紙コップやプラスチックの安価な食器から脱却したいと考えている人にはとてもおすすめできます。紙コップやプラスチックは軽いので、風が強いと飛んでいってしまいますが、ホーロー食器に変えればそのようなことはなくなります。
なかなか高価なホーロー食器ではありますが、アウトドアのシーズンオフ期などには値下げして売り出していることがあるので、そのような時に購入すると、出費を安く押さえられますよ。
アウトドアの食器選びの基準
アウトドアに持っていく食器は、その都度検討が必要です。
調理道具と皿類をひとまとめにして、毎回同じ量を持っていくのでは、使わない食器や鍋の重量が勿体無いですね。
アウトドアで使う食器の醍醐味は、「収納しやすい」「持ち運びが便利」「使いやすい」の3点セットです。
登山や、家族でのキャンプなど、そのときどきに合った食器選びをしましょう。
アウトドアに持っていく食器を選ぶ時には、事前に食事のメニューを決めておくことが大切です。
アヒージョやパンケーキを作ることが決まっているのであれば、スキレット鍋があれば、取り皿不要でそのまま食事ができます。
グラタンやキッシュなどを作る時にも、ホーローの食器があればそのままテーブルの上に用意できますよね。
予め食事のメニューを考えておくことで、持っていく食器の枚数も減らすことが可能です。
できるだけ食器はコンパクトにまとまるものを選び、人数やメニューにあわせた食器選びを心がけてみましょう。
スキレットはアウトドアでも大活躍!スキレットのシーズニング方法
アウトドアで大活躍のスキレット。
見た目もオシャレですし、アツアツの料理が楽しめるので、アウトドアには欠かせないアイテムの一つです。
アウトドア用にスキレットを用意して、いざ調理をしたら焦げ付いてしまったという経験がある方もいるのではないでしょうか。
スキレットは、使用する前に「シーズニング」という作業が必要です。
これは、鋳鉄製のスキレットの鉄の表面に油をなじませることによって膜を作り、熱を加えることによってスキレットを鍛えてあげるという作業になります。
このシーズニングをすることによって、食材が焦げ付きにくくなるだけでなく、錆にも強くなるので、長く愛用できるようになるのです。
シーズニングの方法は簡単です。
- まず始めに、金属たわし以外のたわしと洗剤で、スキレットを洗います。
- 洗ったスキレットを、空焚きして水分を完全に飛ばしましょう。
- スキレットの水滴が完全になくなったら、キッチンペーパーを使って、スキレット全体にオリーブオイルを塗ります。取っ手にも塗りましょう。
- スキレットの熱が冷めたら、再びオリーブオイルを塗り、冷蔵庫のクズ野菜を炒めます。
- キッチンペーパーで油を拭き取ったら、30分空焚きをします。モクモクと白い煙が出てきますが、大丈夫です。そのまま空焚きしてください。
これでシーズニング完了です。
この作業をおこなっておけば、焦げや錆に強いスキレットになりますよ。