幼児用の食器やプレートにはいろいろな素材の物があります。大人用の食器を選ぶ時と幼児用の食器を選ぶ時では、選ぶポイントが少し違います。それぞれの素材の特徴を理解して、一番使いやすいものを選びましょう。
幼児用食器に多く使われる素材のメリット・デメリット、食器の選び方についてご紹介します。
幼児用の食器は可愛らしいものが多く、ついデザイン重視で選びがちですが、使いやすいものを選ぶというのが一番のポイントです。
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幼児用食器のプレートに多いプラスチック製
幼児用の食器に多いのがプラスチック製のものです。
プラスチック製の食器やプレートは、品揃えが多くデザインも豊富で、価格もお手頃なので、好みのものを複数購入している方も多いのではないでしょうか。
幼児用食器のメリット
プラスチックは落としても割れにくいので、幼児の食器としては怪我の心配も少なく、安心して使用出来るのが嬉しいです。
しかも、メラミン食器はさらに頑丈で衛生面でも高く評価されており、幼児の食器としてはもちろん、学校給食や施設、病院でも使用されています。
熱い汁物などを入れた時に、食器の表面まで熱が伝わりにくいという性質もあるので、小さい幼児にも安心して使うことが出来ますよね。
プラスチック食器のデメリット
大人も幼児も安心して使うことが出来るプラスチック製の食器やプレートですが、軽くて扱いやすい反面、安定感がない点がデメリットになります。
幼児が手を掛けただけですぐに食器が倒れてしまいますし、片手で皿を押さえられない乳幼児が使うときには、食器がテーブルの上を行き来して、食べ物が取りづらいということもあります。
また、プラスチックにはニオイや色が移りやすく落としにくいことや、傷のつきやすさ、耐熱製の弱さが他の素材に比べると弱点になります。
熱湯で殺菌消毒を念入りにしたい幼児用食器なので、使用するときには、耐熱温度はしっかり確認しておきたいポイントです。
幼児のプレートに陶器を使うメリットとデメリット
陶器の食器やプレートは、本物の器に幼いうちから触れることが食育に繋がり、さらには割れやすい素材なので、大切にものを扱う心を育むことが出来るといった点が最大のメリットといえます。大切に使えば、大人になるまでの長期間使用することが出来、愛着のわく食器の1枚になっていくことでしょう。
また、高温で焼いて作るので、他の素材のものに比べて健康への影響の心配がなく、安心して使うことが出来ます。傷がつきにくく、安全性が高い点もメリットの一つです。
陶器の食器は割れやすく、幼児が使用する際には危険が伴なう
使うときには、落とさないように見守ることや、落として割れてしまったときには怪我をしないように気を付けなければならないことがデメリット。
また、重さがあるので、コップや茶碗など、手で食器を持って食べることをしつけたい場合には、大きさや扱いやすさを考慮しましょう。
電子レンジや食器用洗濯機の使用が出来ない点では、家事の時短をしたい方には向かないように思います。
幼児用の食器に天然素材も人気
木などの天然素材を使った食器は、見た目にも温かく、ぬくもりを感じることが出来ますね。軽くて丈夫で、おしゃれに見えるので、人気のある素材になります。
天然の素材を使っているので、添加剤などの心配もなく、安心して使うことが出来るのも嬉しいです。
落としても割れにくく、熱い食材をのせても食器が熱くなりにくいので、幼児にも使いやすい食器だといえます。
天然素材でできているため、湿気には弱く濡れたままになっているとカビが生えてしまうことや、使っているうちに木が細かく剥がれてきて、ささくれが出来ることがあります。カビが生えてしまった食器で食事を摂るのは危険ですし、ささくれが手や体に刺さってしまっては大変ですので、注意書きをしっかり確認し、正しいお手入れをすることが大切です。
電子レンジや食器用洗濯機が使えないものも多いので、合わせて確認しましょう。
食器の形はプレートタイプか小鉢か
食器の素材も多くありますが、その形も色々です。
プレートを使ってワンプレート型にして食事を盛り付けるか、小さな器やお皿のセットにそれぞれ分けて盛り付けるかも、悩みの種ですね。
プレートタイプの食器
メリット
- 1枚で全ての食事を盛り付けることできる
- 洗い物がラク
- お子様ランチのような盛り付けで喜ばれる
デメリット
- 食べる時に食材が混ざる
小鉢やお皿を個別に使う場合
メリット
- 口まで食器を運んで食べられる
- 持ちやすい
- 冷凍保存した食材を器ごと加熱し、そのまま食卓に出せる
デメリット
- 洗い物が多い
どちらにも、それぞれの良さがあるので、食事の内容によって使い分けてみることをおすすめします。使ってみると、使い勝手も実感することが出来るので、お気に入りの食器のタイプが見つかるかもしれませんよ。
幼児の食器は使いやすさが大切
これまで、食器の素材やタイプについて、紹介してきました。
どの食器にするかを選ぶのは、その家庭の方針によってそれぞれ違うと思いますが、なによりも大事にしてほしいことは「使いやすさ」です。
食器が使いやすいかどうかは、大人の目線だけではなく、幼児の目線で考えてあげることが最も重要です。
食事の際に、毎回食器を落としていたり、食器がずれて食べづらそうにしているようであれば、そうなりにくい食器に変えて上げることも必要になるかもしれません。
幼児の食べる意欲を損なわない食器選びをしてあげて下さい。
大人の使いやすさも大切です。
食事の出しやすい食器、片付けやすい食器は、忙しい育児の時間を少しでもラクにしてくれるはずです。
大人と幼児の両方が使いやすい食器が見つかるといいですね。