鉄製のフライパンで料理をしたていたら、うっかりフライパンを焦げ付かせてしまい頭を抱えている人もいますよね。鉄のフライパンの焦げ付きの落とし方がわからずに困っている人もいるのではないでしょうか。
鉄製のフライパンは焦げ付きができてしまってもお手入れをすれば再び再生することができます。
ここでは、焦げ付きができてしまった鉄製のフライパンを再生させる方法についてご紹介します。鉄製フライパンの焦げ付きにお悩みの方は参考にしてみてくださいね。
また、焦げ付きができる原因や対処法、鉄製フライパンを長く愛用するための正しいお手入れ方法についてもご紹介しますので、こちらもチェックしてみてください。
鉄製フライパンで家族に美味しい料理を作ってあげてください。
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鉄製フライパンの焦げ付きの落とし方
お料理中のちょっとしたうっかりでフライパンを焦げ付かせてしまった、という経験をお持ちの方はフライパンの焦げ付きの頑固さに困ったことがあるのではないでしょうか。
この困った焦げ付きはどんなふうにすれば簡単に落とせるのか、こちらで紹介していきます。
鉄製のフライパンなどが焦げ付きを起こしてしまったときには、その焦げ付き具合で落とし方が変わります。
普通の焦げ付きの場合
お湯を入れた焦げ付きフライパンを火にかけます。
しばらく煮立たせて焦げカスがふやけてくるのを待ちましょう。
ふやかすと意外と簡単に焦げ付きが落ちてくれます。
焦げ付きがひどい場合
たくさん焦げ付きが出来てしまったときも、お湯を入れて火にかけます。
お湯に入れて火にかける作業を行いふやかして、すべてが落ちるまでそれを繰り返します。
この方法で焦げ付きを取るのが一番フライパンを傷つけずにきれいに焦げ付きを落とせる方法です。
焦げ付きのひどい場合は少し時間がかかりますが、根気よく最後までこの方法で焦げ付きを撃退しましょう。
焦げ付きの落とし方が分かれば鉄製フライパンは再生できる
鉄製のフライパンが焦げ付いてしまったときは再生できます。
焦げがどうしても落ちないからと捨ててしまってはもったいないので、鉄製フライパンの再生方法を覚えて鉄製のフライパンを長持ちさせましょう。
サビだらけや焦げ付きだらけになってしまったフライパンでもちゃんとした手順を踏めば再生できるのが鉄製フライパンの強みです。
早速やり方を見ていきましょう。
焦げ付いてしまった鉄製フライパンの再生方法
再生するために使用する道具
- コゲ落としスポンジ
- ガスバーナー
- 紙やすり…#80~#150数枚※余裕のある大きさで
- クレンザー
- 鉄ヘラ
- 焦げ付きフライパンのコゲを焼き切ります。
焦げ付きフライパンを再生するときははじめにガスバーナーでフライパンをリセットします。
フライパンについたコゲを焼いていくので火災にならないよう注意しつつ、しっかりと換気を行って手入れをはじめましょう。 - 焼ききったコゲをヘラで落としていきます。
コゲを鉄製のヘラで擦り落としていきます。
落とせないものは再度焼いてどんどんとコゲを落としていきましょう。 - コゲが取れたフライパンを紙やすりで整えていきます。
基本的なコゲを落としきれたら番号の小さな目の荒いものから使って全体を磨いていきます。
かまぼこについている板などを使って紙やすりをかけていくと、よりきれいに仕上がります。 - クレンザーで磨き上げます。
ヤスリがけが終わったらクレンザーで磨いていきましょう。
焦げ落とし用スポンジでグリグリと円を描くように磨き上げます。 - クレンザーをしっかりすすいだら空焼きします。
ガスコンロで火にかけ、フライパンの焼き込みを行います。
コゲを焼き切ったときと同じようにガスバーナーで焼き込みを行ってもOKです。
フライパンが玉虫色に変色してきれいですよ。 - 油を馴染ませて仕上げます。
空焼きが終わったら油を入れて弱火で5分ほど加熱します。
油が馴染むとフライパンの色が濃くなりますのでそれを目安にしましょう。 - 野菜くずなどを実際に炒めて油を馴染ませたら完成です!
新品同様の使い心地まで再生させることが出来たのではないかと思います。
フライパンに焦げ付きができてしまう原因
鉄製フライパンを再生させられたら、今度は焦げ付きが付かないような使い方をしていきたいです。
ではどんなことが原因でフライパンが焦げ付きを起こしてしまうのかを知って、しっかりと対策していかねばなりません。
原因をいくつかまとめてみました。
フライパン焦げ付きの原因とその対策
- 油ならしが不十分だから焦げ付く。
油ならしという作業をご存知でしょうか。
これは鉄製フライパンを使いはじめる前に油をならすことです。
空焚きして水分をしっかりと飛ばしたら、先程の再生のときの手順のように油を入れて中火で2~3分油をならします。
これが不十分だと焦げ付きが起きてしまうこともあるので、しっかりと作業を行いましょう。 - 火加減が強すぎるから焦げ付く。
テフロン加工がされたフライパンよりも鉄製フライパンのほうが熱伝導率がよく火が通りやすいです。
そのためテフロン加工のフライパンと同じ火の勢いで調理をすると鉄製フライパンにとっては火が強すぎるため焦げ付いてしまいます。しっかりと火を調節して使用しましょう。
・油が足りないから焦げ付く。
鉄製フライパンはテフロン加工のフライパンよりも多くの油を必要とします。
そのため油が足りないと焦げ付きを起こす事があるため、ちょうどいい油の量をつかみましょう。 - 洗剤で洗っているから焦げ付く。
汚れをしっかり落とすために洗剤を使って洗っているという方もいらっしゃるか
と思いますが、鉄製フライパンを使用している場合はそれがかえって逆効果になっています。
鉄製フライパンの場合は焦げ付き防止の役割をしている必要な油の膜があります。
ですが洗剤で洗うとそれが一緒に落ちてしまうので焦げ付くようになります。
鉄製フライパンを使用した後は、水かお湯だけでスポンジやたわしなどで洗浄するようにしましょう。 - 焦げ癖がついているから焦げ付く。
一度焦げ付かせてしまった鉄製フライパンは、焦げ落としが不十分だとまたもや焦げ付くようになります。
それを焦げ癖と呼びます。
焦げをしっかりと落とすように使用することでそれを防ぎましょう。
これらの原因を抑えて今後は鉄製フライパンに焦げがつかないように使っていきましょう。
フライパンの焦げ付きを予防!正しい使い方
鉄製フライパンを使うときには正しい使い方があります。
新品を購入したり、再生した方はまずその正しいはじめての使い方から順に覚えて鉄製フライパンを使っていきましょう。
鉄製フライパンの正しい使い方。はじめて編
はじめて鉄製フライパンを使用する際に行うことです。
順を追って作業をしていきましょう。
- 洗浄
スポンジと食器用洗剤を使って未使用鉄製フライパンを洗います。
洗ったらしっかりと布巾で水気をとります。 - 油ならしを行います。
ガスのご家庭と電磁調理器のご家庭で手順が違います。
ガスの場合
- 中火で2分ほど加熱し空焚きします。
- 0.5~1カップほどの油を入れて全体に油を馴染ませます。
※フライパンの大きさに合わせて油の量は変わります。通常の大きさは上記のとおりです。 - 弱火で3分ほど油を馴染ませたら、油煙が出てきますので、油をオイルポットに戻してフライパンを空にします。
- キッチンペーパーなどで内側にまんべんなく油を刷り込ませるように拭いていきます。
電磁調理器の場合
- フライパンに油を投入してからスイッチを入れます。
油の量はガスの場合と同じです。フライパンの大きさに合った量を入れてください。 - 弱の火力からスタートし油を全体に馴染ませます。2分ほど加熱しましょう。
- 油煙が出てきたら油をオイルポットに戻し、キッチンペーパーなどで内側にまんべんなく油を刷り込ませるように拭きます。
この状態になったらこの後は使用しても洗剤での洗浄はNGです。
日頃のお手入れなどは次の項目で書いていきます。
鉄製フライパンを長く愛用するためのお手入れ・汚れの落とし方
料理の終わりにはお手入れを欠かさないようにして長く使っていきたい鉄製フライパン。しっかりとお手入れと汚れの落とし方を覚えて長く愛用していきましょう。
フライパンの正しい使い方
日頃のお手入れ編
- 鉄製フライパンを洗いすぎない。
油ならしを行っていても洗剤で洗浄してしまったり、必要以上に洗浄してしまうと油ならしが無意味となってしまいます。
洗いすぎず、特徴を理解して使っていきましょう。 - 水を入れて加熱してお手入れ。
たっぷりと水を入れたフライパンを中火で加熱していくと、油ならしで作った油の膜を壊すことなく汚れを落とすことが出来ます。
汚れがふやけて浮かび上がってくるので、このお手入れできれいも油の膜も保ちつつ使いましょう。 - 焦げをしっかり落としきって使う。
焦げがついていると焦げが広がりやすい、というお話は焦げ癖のところでもお話しましたね。
油の膜を壊すことなく出来る焦げの落とし方は火にかけ浮かび上がらせる方法です。
洗剤でしっかり洗浄して焦げを落とすのであれば、油ならしを忘れずに行いましょう。とにかく料理でついた焦げはしっかりとすべて落としきって、使っていきましょう。
このような日頃のお手入れも鉄製フライパンを長く使っていく上で大事なことになります。
きちんとした使い方だと、お料理もしやすくなりますので正しい使い方を覚えて長くフライパンを使っていきましょう。