クエン酸には食用と掃除用がありますが、一体何が違うのか、違いについてよくわからない人もいるのではないでしょうか。
同じクエン酸なのだから、掃除用を食用として使うことができるのではないかと考える人もいることでしょう。でも、そのように考えて利用しても、本当に大丈夫なものなのでしょうか。
ここでは、食用と掃除用のクエン酸の違いについてお伝えします。両者の違いを知って、様々な生活シーンで便利に活用しましょう。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
キッチンの掃除には重曹が便利!重曹を使ったキッチンの掃除方法
小さなお子さんがいるご家庭では、キッチンの掃除にできるだけ洗剤を使いたくないと考えますよね。そんなと...
自宅で焼肉を食べる時の煙対策で家庭でも美味しい焼肉を食べよう
自宅で焼肉をすると、家の中に煙が充満してしまうことがあります。煙が充満すると、カーペットや家具などに...
キッチンの換気扇のベタベタ油汚れの落とし方。頑固な汚れ掃除術
キッチンの掃除で一番手強い汚れは、換気扇の汚れではないでしょうか。内部は見えないので、どれくらい...
キッチンの換気扇フィルターにセスキ炭酸ソーダを使った掃除方法
キッチンの換気扇のフィルターは、普段はあまり気にして見ませんが、よく見てみるとフィルターのすき間に汚...
スポンサーリンク
クエン酸の種類・食用と掃除用の違いについて
ドラッグストアや100円ショップなどで、手軽に購入できる「クエン酸」。
クエン酸は「食用」と「掃除用」に分けられます。
簡単に説明すると、口に入れると害があるものが掃除用のクエン酸、口に入れても害がないのが食用のクエン酸です。
掃除用のクエン酸は、汚れを落す事を目的としているので、純度が低く、不純物などが多く混じっています。
食用のクエン酸は、体内に取り入れることを目的として作られているので、純度が高く、不純物などは混ざっていません。
クエン酸を購入する際は、何に使うのか、使用目的に合わせて選ぶことが大切です。
食用と掃除用のクエン酸の違い・使用方法が違う
食用のクエン酸には、身体に良い作用がたくさんあります。
特に疲労回復の効果が高いと言われていて、疲労物質である「乳酸」をエネルギーに変えてくれる効果があります。
肉体労働を頑張っている人や、スポーツを頑張っている人には、食用クエン酸が特におすすめです。
クエン酸には、体に良いとされるビタミン類も豊富に含まれていて、美容を気にする女性にもおすすめです。
健康にも美容にも、どちらにも優れた効果を発揮するのがクエン酸の魅力なのです。
ですが、大量に摂取しすぎると体調不良の原因になる事もあるので、注意が必要です。
食用のクエン酸の一日の接収量の目安は10~15グラムで、体を良く動かす人とそうでない人によっても違ってきます。
クエン酸の平均持続時間は、約2時間と言われているので、一度に2~3グラム程度を5回ほどに分けて飲むのが理想的です。
家庭で飲むクエン酸水を作る時は、水250mlにクエン酸小さじ2分の1の分量で作りましょう。
ペットボトルなどの容器に入れて、良く混ぜれば完成です。
ハチミツやオリゴ糖を混ぜると、酸っぱさが緩和され、飲みやすくなります。
掃除用のクエン酸は、水周りの掃除に非常に効果的です。
クエン酸は酸性なので、アルカリ性の汚れによく効きます。
水周りはアルカリ性の汚れが多いので、クエン酸の効果が最大限に発揮されます。
クエン酸を掃除に使う場合は、クエン酸水を作って、スプレー容器に入れましょう。
分量は、水500mlにクエン酸小さじ2程度です。
クエン酸には、消臭と除菌の効果があるので、洗濯が難しいカーペットやカーテンなどにスプレーすると清潔に保てます。
また、ゴミ箱にスプレーすれば、生ゴミなどの嫌な臭いの消臭にも効果があります。
お風呂やキッチンなどの掃除には、スプレーしてからスポンジなどで擦ると汚れが落ちます。
特に、水垢にはクエン酸が効果的です。
頑固な汚れには、粉末のまま直接かけて使うと良いでしょう。
クエン酸は、塩素系の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するので、塩素系の洗剤とは混ぜないように気をつけましょう。
重曹と混ぜると、炭酸ガスが発生しますが、炭酸ガスは有毒なガスではないので、重曹とあわせて使うことはおすすめです。
掃除用のクエン酸を口にすることについて
掃除用のクエン酸を口にしてしまった場合、どうなってしまうのか気になりますよね。
掃除用は純度が低く、不純物が多いので、お腹を壊してしまう心配があります。
ですが、掃除用でも、一つ一つの製品によって不純物の量が違うので一概には言えません。
量にもよりますが、お腹が弱い人だったら、お腹を壊してしまう可能性は高くなります。
猛毒ではないですが、口に入れるのはやはりおすすめできません。
間違えて口にしてしまった場合は、多めの水又は牛乳を飲みましょう。
しばらく様子をみて、問題がなければ大丈夫です。
少しでも体調に異変を感じた場合は、必ず医療機関を受診してください
食用と掃除用の違いを知って上手に活用!クエン酸水の作り方と保存方法
食用のクエン酸は、水道水ではなく、天然水か浄水に溶かして飲む事がおすすめです。
一度にたくさん飲むよりも、回数を増やして少しずつ飲む事を心がけましょう。
水250mlにクエン酸小さじ2分の1程度が目安です。
重曹を0.5グラムほど入れると、酸っぱさが緩和されて飲みやすくなります。
作ったクエン酸水は、上手に保存する事が大切です。
クエン酸は水に溶かさない状態だと、かなり持ちますが、水に溶かしてしまえば長くは持ちません。
口をつけなければ1ヵ月くらい保存可能だという説もありますが、体に入れるものなので新鮮なうちに飲むのが良いでしょう。
できれば飲むときにその都度作るのが一番理想的です。
冷蔵庫に入れて、長くても1週間以内に飲みきるようにしましょう。
クエン酸を掃除に活用!クエン酸が得意な家の中の汚れ
掃除用のクエン酸は、アルカリ性の汚れによく効きます。
基本的にクエン酸は水周りの掃除に重宝すると覚えておくと良いでしょう。
特に、水垢や石けんカスなどが溜まっている、お風呂掃除に最適です。
また、トイレのアンモニア臭にも効果が期待できます。
キッチンのシンクや蛇口、排水溝の汚れにもクエン酸がよく効きます。
また、加湿器などの家電の掃除にも使うことができます。
さらに、クエン酸は柔軟剤の代わりにもなるのです。
洗濯のときに、柔軟剤の代わりにクエン酸を使うと、洗濯物がふんわりとなめらかな手触りに仕上がります。
クエン酸には、洗剤や石鹸カスを取り除く効果もあり、洗濯物がより清潔に洗いあがります。
クエン酸には、消臭効果があり、無臭なので、柔軟剤のニオイがあまり好きじゃないと言う人にもおすすめです。