ペットボトルを再利用!洗い方と注意点・再利用の危険を解説

空になったペットボトルを捨てるのがもったいないと思い、再利用することはできないかと考えている人もいるのではないでしょうか。ペットボトルの洗い方を知りたいと考えている人もいることでしょう。

ペットボトルの中にスポンジを入れて洗うのはなかなか大変なことです。どうすれば中身を洗えるのかを知って、綺麗に洗いましょう。

ここでは、ペットボトルの洗い方についてお伝えします。また、ペットボトルを再利用することは安全かどうか、再利用のときの注意点についてもご紹介しますので、こちらも併せて確認してみましょう。

ペットボトルの再利用は、あくまでも自己責任でお願いします。

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ペットボトルを再利用!重曹を使った洗い方

ペットボトルを重曹を使用して洗って再利用してみましょう。

重曹のアルカリ成分が汚れを落としてくれます。重曹は料理にも使えるほど安心な成分で、消臭効果や殺菌効果もあるので、ペットボトルの洗浄におすすめです。

【使用する重曹の量】
500mlのペットボトルに重曹小さじ2杯程度を目安に使用します。
【手順】

  1. ペットボトルにぬるま湯と重曹を入れ、蓋をしてよく混ぜます。
  2. 1を5~6時間程度放置します。
  3. 中身を3分の1程度捨てて、よく振ります。
  4. 中身を全部捨てて、水でよくすすぎます。

ペットボトルの再利用をする時のお酢を使った洗い方

次に、酢を使って洗浄する方法をご紹介します。
酢は台所に常備している方が多いので、手軽に使用できると思います。
酢は殺菌効果があるのですが、臭いが残りやすいので、酢の臭いが残るのが嫌な方は、他の方法をおすすめします。

ペットボトルをお酢を使って再利用する方法

【使用する酢の量】
500mlのペットボトルに酢を100ml程度使用します。
【手順】

  1. ペットボトルに酢を入れ、残りを水で満たします。
  2. 蓋をして、ペットボトル内をよく振って混ぜ、数時間おきます。
  3. 中身を捨てて、水でよくすすぎます。臭いが残っている場合は、水を入れてしばらくおきます。

ペットボトルを再利用!漂白剤を使った洗い方

漂白剤には殺菌効果と消臭効果があります。また、脱色の効果もあるので、色の濃い飲料が入っていて色が着いているペットボトルにおすすめの方法です。

漂白剤を使ってペットボトルを洗って再利用

【使用する漂白剤の量】
使用する漂白剤の規定通りの分量で使用します。
【手順】

  1. ペットボトルに水と漂白剤を入れます。
  2. 漂白剤の表示通りの時間つけおきます。
  3. 中身を出してよくすすぎます。臭いが気になる場合は水を入れてしばらく放置します。
  4. 中身を出してから水を入れ、よく振ってすすぎましょう。
  5. 4を何度か繰り返し、漂白剤の成分が残らないようによくすすいで下さい。

ペットボトルの再利用は不衛生!危険なことも多い

ペットボトルは再利用を考えて作られている容器ではありません。

そのため、口が狭く内側をこすって洗うことができません。また、熱にも弱いので、煮沸消毒もできません。口が狭いので乾くのにも時間がかかります。再利用に適している構造ではありません。
製造して開封するまでは密閉されているので雑菌が混入しないようになっていますが、開封したあとは様々な雑菌が入り始めます。

特に口をつけて飲んだ後は、多量の雑菌がペットボトル内に入り、飲料内でも雑菌の増殖が始まります。夏場の暑いときなどは繁殖力も増します。口をつけて飲んだペットボトル飲料を、残っているからと翌日にも飲むことは止めましょう。

また、飲料の種類によって雑菌の繁殖力は異なります。水やお茶など糖分の入っていない飲料に比べ、ジュースやミルクコーヒーなど甘みのある飲料は、糖分が栄養となって雑菌の繁殖力が増します。特にミルク系の飲料は食中毒に注意が必要です。

雑菌が最も繁殖しやすい温度は30~35度程度です。直ぐに飲みきることが出来ない場合は、コップに移して飲むなど、ペットボトルに直接口をつけないと雑菌の混入は格段に減らすことができます。

ペットボトルに口を直接つけないで飲む場合は、冷蔵庫で2~3日保管可能です。

ペットボトルの再利用は自己責任で!使い捨てが基本です

ペットボトルを出荷しているメーカーでは、ペットボトルの再利用は行わないように案内しています。

飲みきるまでの1回のみの使用を想定して作られている容器なのです。
メーカーでは。次のような注意を広告しています。

水筒代わりに利用しない。

形状が複雑なのできれいに洗浄できません。雑菌が繁殖して不衛生になります。特に糖分の多い飲料は洗いきれず、細い溝や突起に残ることがあります。
プラスチックなので細かい傷が生じ、雑菌の温床となる可能性があります。

熱いものを入れない。

耐熱性ではないので、ペットボトルが変形して中身があふれて火傷の原因にもなります。口が狭く液体を注ぎ込むのに適した形ではないので、注ぐときにこぼれて火傷をしてしまう危険性がありあます。

凍らせない

飲料が膨張してペットボトルが変形したり破損してしまう可能性があります。

飲料以外のものを入れない

うっかりと間違えて飲んでしまうという事故が起こる可能性があります。

ペットボトルの素材は一律ではない。

ペットボトルはどれも同じように見えても、中に入れる飲料によって材質や厚さ、形状や強度が異なるので、安易に再利用するのは危険です。

メーカでは、ペットボトルはあくまでも1回のみの使用を想定しているので、とにかく再利用はしないように促しています。
軽くて持ち運びに便利なので、利用する方は多いですが、雑菌が繁殖して食中毒などの体調不良の原因になる危険性があります。ペットボトルを再利用する場合は、あくまでも自己責任で行いましょう。