クエン酸には掃除用と食用があるけど、違いはなんなの

掃除などで大活躍の重曹と並んで注目されているクエン酸には、掃除用と食用があるのはご存知でしたでしょうか。
それぞれの違いにはどんなものがあるのでしょうか。
また、それぞれのクエン酸を有効に活用できる、活用術についてもご紹介しますので、掃除や美容に興味あるかたは是非参考にしてみてください。
お家もお肌も綺麗になること間違いなしです。

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掃除用と食用のクエン酸にはどんな違いがあるのか

クエン酸という存在は知っていても、用途によって使う種類が分かれているということまでは、ご存じない方も多いのではないでしょうか。ここ数年は、お掃除アイテムとしての需要が高まっているクエン酸ですが、掃除用と食用の違いを一言で表すと、それは「製造過程の違い」と言えるかと思います。

●クエン酸の種類について

厳密に言うと、クエン酸は掃除に使われる工業用と食用の他にも、医療現場でも使われる医薬品という3種類に分けられます。これらの違いはと言えば、ズバリ「不純物が含まれる割合」にあります。

この3つの中では一番不純物の混ざっている割合が高いのが、いわゆる掃除用のクエン酸です。これに対して、この中で最も不純物が少ないのが医薬品用のクエン酸であり、それよりも少し純度は劣りますが、医薬品と同様に口にしても身体に害を及ぼす心配がないとされているのが、食用のクエン酸ということになります。

これらを見分けるには、お店で販売されている売り場に注目するという方法があります。クエン酸はスーパーやホームセンター内、もしくは100円ショップでも取り扱われていますが、掃除用に関してはお掃除グッズコーナーに、食用に関しては食品コーナーに陳列されていますので、比較的わかりやすいかと思います。

医薬品として扱われるものは、薬局などの医薬品販売店にて販売されており、掃除用や食用と比べると価格が高めに設定されているようです。

クエン酸の掃除用と食用の違いがわかったら、掃除に活用してみよう

一般家庭で使われることが多いのは、掃除用と食用の2種類になるわけですが、この中でとくに需要が高いのは、掃除用と呼ばれる工業用クエン酸です。

●クエン酸利用法あれこれ

・トイレの水垢や黄ばみ落とし
・お風呂などの水回り
・布製品の消臭
・フローリングのお手入れ

市販の掃除用のクエン酸の多くは粉末の状態で販売されていますので、水に溶かして使うのが主流です。汚れ具合に応じて濃度を変えられるという利点もありますが、はじめから水に溶かした状態で、スプレー容器に入れて販売されているものもあります。

トイレの便器や床の黄ばみには、クエン酸スプレーが効果的です。名前に酸がついているように、クエン酸の成分は酸性のため、トイレのアンモニアだけでなく、水垢などのアルカリ性の汚れに対して有効です。

ただし、あまりにもひどく汚れがこびりついた場所や、さまざまな汚れが合わさったケースだと、弱酸性であるクエン酸の力だけで落とし切るのは難しい場合もありますので、必要に応じて他の洗剤と使い分けることをおすすめします。

クエン酸は、掃除用でも食用でもなく、洗濯用としても使えます

とくに小さなお子さんのいるご家庭などでは、なるべく人体に害のない自然由来の成分でできた洗剤を使うように心がけている方も多いかと思います。そんな自然派からも注目されているのが、掃除用のクエン酸を洗濯に利用するという方法です。

●洗濯洗剤の代わりとして

衣類にひどい泥汚れなどが付着している場合は別ですが、汗や皮脂汚れといったアルカリ性の汚れに対しては、酸性であるクエン酸が有効です。とくにアルカリ性の汚れ特有の鼻につく臭いが取り切れない洗濯物に対しては、洗剤代わりに使用することで、その威力を発揮します。

●柔軟剤効果もあり

アルカリ性の洗濯洗剤で洗っただけの洗濯物は、ゴワゴワと手触りも悪く、生地によっては静電気が発生しやすくもなります。溶け残った洗剤成分を取り除き、柔らかく仕上げる手段として、柔軟剤代わりにクエン酸を使用するという方法もあります。

食用のクエン酸を使ってこんな美味しいものを作ってみよう

クエン酸とは、言わば柑橘系の果物などに含まれる酸味のことを指します。この酸味が身体の中に入ると、疲れを効果的に取り除くことができるというだけでなく、体内が酸化するのを防ぐ効果があり、身体の老化を防ぐという嬉しい役割も果たしてくれます。

また、とくに夏場などの食欲が落ちやすい時期には、食用クエン酸を身体に取り込むことで、食欲が増すという作用も期待できることから、より積極的に毎日の食事作りにも取り入れたいところです。

●クエン酸を料理に使うアイデア

お好みの野菜を薄切りにして塩もみしたら、少量のクエン酸と水に砂糖を適量加え、あとは先程の野菜を加えてしっかりと混ぜ合わせたら、あとは密閉して冷蔵庫で数日寝かせるだけで、簡単にクエン酸を使ったお漬物ができます。毎日少しづつ食べる習慣をつければ、簡単にクエン酸を体内に取り込むことができます。

夏場におすすめなのは、スッキリとした飲み口のクエン酸ドリンクです。水にクエン酸と食用の重曹を同量溶かすだけで、手軽にクエン酸の酸味を味わえます。

●クエン酸は下ごしらえにも使える

他にも、れんこんやごぼうなどの根菜類のアクを抜く際に、お酢の代わりにクエン酸を水に溶かすことで、綺麗な色味に仕上げることができます。また、大根おろしの辛味を和らげる効果も。

食用のクエン酸は美肌作りにも役立ちます

掃除用や食用としてだけではまく、さまざまな用途に利用できるクエン酸ですが、近年では健やかなお肌を保つためのアイテムとしても、女性たちからの注目度が高いようです。

●肌のピーリングケアにも役立つクエン酸

どうも最近、化粧ののりが悪くなったり、以前よりもお肌にハリがなく、化粧水が染み込みにくいと感じる時などには、肌に古い角質が溜まっているサインです。ピーリングによってこの角質を取り除くことで、肌の表面に潤いが戻り、肌質が改善される効果が期待できるというわけです。

先程のクエン酸ドリンクと同様に、食用のクエン酸と重曹を水に少量ずつ溶かし、空のボトルなどに入れておきます。肌に刺激を与えすぎないように、水に溶かす濃度は10%を超えないようにしましょう。こちらは密閉状態であれば、冷蔵庫で1ヶ月ほどは保存がききます。

メイク汚れをしっかりと落としたら、ぬるま湯にクエン酸水を少量溶かし、そのまま3分から5分ほど優しく顔を洗います。ここで肌に刺激を感じる場合は、クエン酸水の量を調節しましょう。しっかりと綺麗なお湯で洗い流したら、あとは保湿もお忘れなく。

どこでも気軽に手に入るクエン酸ですが、用途に合わせて使い分けることで、より効果的に生活に役立てることができますので、どんどん活用してみてくださいね。