食器を洗った後に伏せておく水切りラックには、白い汚れや黒いカビ、ピンク色のぬめりが付着してしまうことがあります。食器を伏せておくものですし、綺麗に掃除をしたいと思いますよね。
では、水切りラックの汚れはどのようにすれば綺麗に掃除をすることができるのでしょうか。
ここでは、それぞれの汚れに合った掃除の方法についてご紹介します。汚れの種類に合った掃除方法で、水切りラックの汚れを落として清潔な状態を保ちましょう。
また、水切りラックの掃除をするときには注意点もあります。注意点もしっかりチェックして、安全に掃除をしてくださいね。
普段のお手入れ方法についても併せてご紹介しますので、そちらも参考にしてみてください。
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食器の水切りラックについた白い汚れの掃除方法
毎日使う食器の水切りラック、できれば常に清潔にしておきたいものですよね。
しかし、気付いた頃には白い汚れやピンクのぬめり、黒カビなどで悲惨な状態に…。なんてことも少なくないのではないでしょうか。
そんな水切りラックの汚れの原因のひとつである白い汚れ。
あの白い汚れの正体は「水垢」です。
水垢はアルカリ性の汚れのため、逆の性質をもつ酸性の洗剤を使った掃除が効果的です。
中でもオススメなのはクエン酸!
クエン酸は100均などでも手軽に手に入れることができ、また安全性も高く便利な掃除グッズのひとつです。
そんなクエン酸を用いた掃除方法をご紹介します。
●用意するもの
- クエン酸
- 水
- スプレーボトル
- キッチンペーパー又はトイレットペーパー
- 歯ブラシ
●掃除方法
- スプレーボトルに水100mlとクエン酸約10gを入れクエン酸水を作ります。
- 1を白い水垢汚れに吹きかけたらキッチンペーパー等で覆います。
この時、キッチンペーパーがしっかりと浸る位の量のクエン酸水を吹きかけることが大切です。 - 数時間程度時間をおきます。
- 時間をおいたら歯ブラシで汚れを擦ります。
汚れが落ちない場合には、再度時間をおくようにしましょう。 - 最後にクエン酸水が残らないようにしっかりと水で流します。
食器の水切りラックの汚れがクエン酸で落ちない時は加熱した重曹で掃除
水切りラックの代表的な汚れのひとつである水垢汚れは、通常であれば上記でご紹介したクエン酸を使う方法が効果的です。
しかし、クエン酸を使っても落ちない頑固な汚れの場合もあると思います。
そんな時には、重曹を加熱した「加熱重曹水」を使ったお掃除がオススメです。
ただ、重曹を加熱する際には注意点がありますので、掃除方法と合わせてそちらもご紹介したいと思います。
加熱重曹水を使った掃除方法
- まずは、重曹を加熱し加熱重曹水を作ります。作り方は、お鍋に重曹と水を入れて中火で加熱するだけです。
また、沸騰後は使用の際に火傷しないようにするために、適度に冷ますようにします。 - 次にキッチンペーパーに加熱重曹水を充分に浸し汚れを覆うように被せます。
- 2の状態で1時間程度時間を置き、汚れの落ち具合を確認します。
歯ブラシ等で擦り汚れが落ちれば問題ありません。 - 歯ブラシ等で汚れを擦ったら、最後に水ですすぎます。
加熱重曹水を作る際の注意点
重曹を加熱する際には「アルミ素材の鍋」の使用は厳禁です。
重曹は弱いアルカリ性の性質を持っています。
この弱アルカリ性の性質を持った重曹は、熱が加わるとアルミと化学反応を起こすことがあり、アルミ素材の鍋を使うと変色等の原因となる場合があります。
そのため、重曹を加熱する際にはアルミ素材以外の鍋で加熱する必要があります。
水切りラックのピンクぬめりや黒カビの掃除手順
水切りラックにできる汚れの中には、白い水垢汚れのほか、ピンク色のぬめり汚れや黒カビ汚れなどもありますよね。
そこでこちらでは、それらの汚れの掃除手順についてご紹介していきたいと思います。
●用意するもの
- 漂白剤(キッチン用のもの)
可能であれば「泡」タイプのものがオススメです。 - 歯ブラシ
- キッチンペーパー
●掃除方法
- 黒カビ汚れやぬめり汚れに漂白剤をかけます。
泡タイプ漂白剤を使用する場合はそのまま汚れに吹きかけます。
一方で、液タイプの漂白剤を使用する場合は、漂白剤1水10の割合で薄めたものを使用するようにしましょう。 - 漂白剤を吹き掛けた後はキッチンペーパーで覆いパック状態にします。
- 少し時間を置き、歯ブラシで汚れを擦ります。
汚れがひどい場合には置く時間を長めに取るようにしましょう。 - 最後に水で洗い流してお掃除完了です。
食器の水切りラックの水垢・黒カビ掃除を一緒にするのは絶対にダメ
食器の水切りラックのお掃除も含め、お掃除の際には使用する洗剤の併用に注意しなければいけません。
中でも、特に注意しなければいけない洗剤は「酸性」と「アルカリ性」の洗剤。
これらの洗剤は洗剤ボトルにも注意書きがしてあるように、混ぜると有毒なガスが発生してしまい、最悪の場合には死に関わる重大な事故に繋がるケースもあります。
そのため、食器の水切りラックの水垢汚れと黒カビ汚れを同時に掃除するのは厳禁です。
お掃除はなるべく手短に済ませたい!と思う方も多いと思いますが、2つの洗剤を同時に使うことは命に関わるほど危険な行為です。
掃除の際には必ず別々に行うようにし、2つの洗剤が混ざり合うことのないように注意しましょう。
食器の水切りラックの普段のお手入れについて
これまでご紹介してきたように、食器の水切りラックの掃除はそんなに難しいものではありません。
しかし、一度キレイにした水切りラックは、その後もなるべく綺麗な状態を維持したいですよね。
清潔な状態を維持するためには、普段のお手入れが欠かせません。
そこでオススメなお手入れ方法は2つ!
「熱湯」を使う方法と、「アルコール」を使う方法です。
熱湯を使用したお手入れ方法
水切りラックがすっぽりと収まるくらいの容器を用意し、その中に熱湯と水切りラック入れて10分程度漬け置きします。
たったこれだけのことで、汚れの原因となる菌を除菌することができます。
ただし、熱湯を使いますので水切りラックの素材がプラスチックの場合には、変形等に注意しましょう。
アルコールを使用したお手入れ方法
お手入れ方法は、乾いた状態の水切りラックにアルコールスプレーを全体に吹きかけるだけです。
また、アルコールスプレーは市販で購入したもので問題ありませんが、使用する際には注意書きをよく確認の上で使用するようにしましょう。
水切りラックを綺麗に保つためには、普段のお手入れが大切となります。
2つの方法のどちらも簡単にすることができますので、ぜひ習慣化してみてはいかがでしょうか。