揚げ物鍋の素材の特徴を比較!上手な揚げ物鍋の選び方

揚げ物の鍋を購入しようと思いお店で探すと、さまざまな素材の鍋が並び、またいろいろな種類があり、どれを買えばいいのかお悩みの方も多いと思います。

鍋は素材によって、特徴がそれぞれに違います。
そこで、どれが一番自分に適しているのか、揚げ物鍋の素材別の特徴をご紹介します。

また、美味しい揚げ物を作るポイントもご紹介していきます。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

幼児の食器は陶器がおすすめ!料理の温度を肌で感じ長く使えます

離乳食初期から使っていた軽くてシンプルな食器を卒業し、幼児になったらそろそろ食器を陶器にしようかと考...

ホーローの食器がアウトドアに適している理由と魅力

ホーローの食器はキャンプなどのアウトドアでも人気の食器です。紙皿やプラスチックのお皿を使うことも...

幼児用食器のプラスチック製食器の特徴と食べやすい食器の選び方

離乳食が始まる頃になると、赤ちゃんが自分でも食べやすいような食器が必要になります。幼児用の食...

フライパンの焦げの落とし方!材質に合わせた効果的な方法

フライパンは毎日のように使う調理器具の一つです。ちょっと目を離したスキに焦がしてしまったという時には...

揚げ物鍋のベタつきには重曹を。洗い方と頑固なコゲの落とし方

揚げ物をした後の鍋は油でギトギト。この片付けが面倒で揚げ物はあまり作りたくないという方も多いのではな...

キッチンの食器棚シートの役割と選び方!100均で人気のシート

キッチンの食器棚には食器棚シートを敷いていますか?それとも直接食器を置いていますか?食器棚シート...

カレーの入れ物の名前とは?ランプ型入れ物の名前と正しい食べ方

カレーを注文すると、お店によっては名前がよくわからないランプ型の入れ物にルーが入ってくる場合がありま...

鍋の焦げは酢で落とす!落としきれない場合や落とし方の注意点

料理をしていて鍋を火にかけていて焦げが付いてしまった経験はありませんか?そんな鍋に付いた焦げ付き...

フライパンの焦げ付きの落とし方!鉄製フライパンのお手入れ方法

鉄製のフライパンで料理をしたていたら、うっかりフライパンを焦げ付かせてしまい頭を抱えている人もいます...

幼児用食器やプレートの上手な選び方のコツ!素材の特徴

幼児用の食器やプレートにはいろいろな素材の物があります。大人用の食器を選ぶ時と幼児用の食器を選ぶ時で...

カレーの入れ物について!ランプみたいな形の入れ物の名前と由来

お店でカレーを注文するとランプのような入れ物に、カレールーが入っていくることがありますよね。...

茶碗蒸しの器がないときに使える代用品!注意点とレシピを紹介

茶碗蒸しを作ろうと思っても器がない時・おしゃれな器で茶碗蒸しを作りたい時に、器の代用品としてどんな物...

食器洗いに水切りかごを使わないメリット・デメリット

キッチンが狭くて作業スペースがない、オシャレな印象のキッチンにしたいという人は、思い切って水切りかご...

食器用の水切りマットの洗い方は?材質別の洗い方を解説

食器を洗った後に、水切りかごではなく水切りマットを使用している人もいますよね。場所をとらないので...

鍋の焦げ付きは重曹で落とす!重曹でコゲをスッキリ落とす方法

鍋をうっかり焦がしてしまったら、いつも通りの洗い方ではなかなか焦げは落ちません。長時間ぬるま湯に付け...

スポンサーリンク

揚げ物鍋の素材別の特徴

揚げ物鍋にはいろいろな素材のものがあり、その素材によって、それぞれ特徴があるのをご存知でしょうか。
特徴を知らないまま購入してしまうと、思わぬ失敗もあります。
そのようなことがないように、まずはしっかりとそれぞれの素材の特徴を押さえて、自分に向いている素材とそうでないものを知りましょう。

銅製

銅製鍋は熱伝導性が良く、料理人で使う人も多くいます。
油の温度が高くなるのが早く、また食材を入れて油の温度が下がっても、またすぐに元に戻るので、連続して沢山の量を調理できます。値段は高価なものが多いですが、正しいお手入れをすれば長期間使うことができます。油を酸化させやすい素材なので、揚げ油を繰り返し使用する人には向きません。

鉄製

銅製に次いで保温力が高い素材です。油の温度が下がっても、すぐに適温に戻りやすく、銅製に比べると比較的安く手に入りやすいため、家庭向きです。
鉄が錆びやすいので、お手入れが必要です。

ステンレス製

先の3つに比べると、保温力は低くなりますが、食材を投入する間隔をあけて調理することによって、カラッと揚げることが可能です。
軽くて出し入れがしやすく、丈夫で錆びにくいので、家庭でも扱いやすいです。

アルミ製

油が最も劣化しにくい素材です。熱伝導性が高すぎるため、温度を一定に保つのが難しく、沢山の量を揚げたいときには使い勝手が悪く、少量の揚げ物向きです。

ホーロー製

おしゃれなものが多く、デザインにこだわりたい人向けなのがホーロー製の鍋です。
焦げにくいのが特徴ですが、急な温度変化には対応しづらいです。
衝撃に弱く、割れる可能性もあるので扱いには注意が必要です。

それぞれのメリットとデメリットがわかると、どれが自分の家庭向きなのかが見えてきますよね。
しかし、揚げ物鍋を選ぶポイントは他にもまだありますよ。

揚げ物鍋の素材は温度を適度に保てるかが重要

揚げ物を揚げる時に最も大切なのが、油の温度です。

最初に入れた具材はカラッと上手く上がったのに、食材を投入するたびにベタッとしてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。

油の温度は、食材を入れると一度下がります。
下がった油の温度が元に戻らないうちに次の食材をいれてしまうと、このようなベタッとした仕上がりになってしまうのです。

また、食材によって、それぞれ適した油の温度が異なります。
間違った温度設定は、食材を美味しくなくしてしまうことがあるので注意が必要です。

美味しい揚げ物を作るためには、この「熱されやすく冷めやすい」油の特徴をしっかり抑えることが大切です。
油の温度を適温に保つことができる鍋が、揚げ物には向いているのですね。

揚げ物鍋の素材以外にもチェックしたいポイント

揚げ物鍋を選ぶときには、材質の他にも、「大きさ」「厚さ」に注目してみましょう。

揚げ物鍋の大きさはサイズも豊富で、沢山の中から選ぶことができます。
一人暮らしやお弁当のおかずなどで少量の揚げ物しか作らない方は、一番小さいサイズの揚げ物鍋で十分美味しい揚げ物が作れます。
家族が多く、沢山の揚げ物を作る方は、大きな揚げ物鍋にしましょう。
揚げ物をするときには、揚げる食材が油の中を泳げるようにある程度の余裕がある方が美味しく出来るようです。投入する食材の量よりも一回り大きいサイズの揚げ物鍋を用意すると、より美味しい揚げ物が作れますね。

厚さは、油の保温力に関係します。
揚げ物鍋が深く、厚みのある形をしているのはそのためです。厚さがない、薄い鍋は、熱伝導が高くなりすぎるので、油の温度変化に対応が難しくなります。
厚い鍋を選ぶことで、油の温度を適温に保ちやすくなるので、薄い鍋だけは選ばないように注意して下さいね。

油を何度も使うなら鉄がおすすめ

油を酸化させてしまう性質を持つ銅製の鍋は、油が劣化しやすいため、こまめに油を交換する必要があります。
料理人などに銅製の鍋を使う人が多くいると言いましたが、これは、一度に沢山の量を適温の油であげることが出来ることと、こまめに油を新しい物に変えることができるため、一番熱伝導性の良い銅製の鍋を使っていると言うことも出来ます。

しかし、一般の家庭では、オイルポットなどに使用済みの油をとっておき、繰り返し使うことも多いですよね。
銅製の鍋を使っていると、油が劣化してしまうため、油を何度も使用することは避けなければいけません。

最も油を劣化させにくいのはアルミ製の鍋なのですが、熱伝導性や保温力のことを考えると、鉄製の鍋が向いていると言えるでしょう。

揚げ物をカラッとさせるポイント

揚げ物鍋の性質や、鍋を選ぶ時のポイントが理解できれば、後は揚げ方だけですね。

最初に述べたように、揚げ物をカラッとさせるのに最も大切なのは、油の温度です。
食材に合わせて適温に温度を設定し、一度に沢山入れることで油の温度が下がってしまわないように注意しましょう。

また、揚がった食材の扱い方も大切です。
揚げ物鍋に付属されている、半月板の油切りバットは、できれば使用しない方が良いです。なぜなら、揚げ終わった食材に、揚げている最中の鍋からでる蒸気が移り、ベチャベチャとしてしまうからです。

揚げ終わった食材は、鍋から離して網付きのバットに入れましょう。
キッチンペーパーや新聞紙の上に置いている方も、できれば網の上の方が良いです。
油切りがしっかりできれば、サクサクの美味しい揚げ物が出来上がりますよ。