離乳食が始まる頃になると、赤ちゃんが自分でも食べやすいような食器が必要になります。
幼児用の食器にはプラスチック製のものや陶器製のものがありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
始めのうちは遊び食べも多いので、プラスチック製を選ぶママが多いようです。
プラスチック製幼児用食器の特徴や、陶器製食器との比較をご紹介します。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
IHフライパンを長持ちさせる使い方のコツ!正しいお手入れ方法
テフロン加工のフライパンは食材もくっつきにくく、お手入れも簡単で愛用している方は多いですよね。...
キッチンの食器棚シートの役割と選び方!100均で人気のシート
キッチンの食器棚には食器棚シートを敷いていますか?それとも直接食器を置いていますか?食器棚シート...
スポンサーリンク
幼児用の食器に多いプラスチック製食器の特徴
プラスチック製食器の中でも割れにくく傷に強い「メラミン食器」は、幼児用の食器によく使われているプラスチック素材の一種です。
このメラミンは、プラスチックの中でも特に硬いので、割れにくいということが一番のメリットです。食べ初めの幼児は、食器を振り回したり、食べる時に食器が倒れたりしやすいので、割れた食器での怪我には注意が必要ですが、メラミン食器は割れにくいので安心して使うことが出来ます。
熱伝導性が弱いので、熱いものを入れても食器が熱くなりにくく、手や唇の火傷の防止にもなります。
軽いので、コップなどは持ち上げやすく、幼児にも扱いやすいです。
また、可愛らしいキャラクターなどの絵が描かれている食器が多く、幼児の好みにあった食器を選ぶことが出来るでしょう。
プラスチックの中でも、傷に強いメラミン食器は、繰り返し洗って使っても、描かれた絵が消えにくいので、長く愛用して使うこともできますよ。
プラスチック食器の使い方で注意すること
プラスチックの食器が、子どもに扱いやすく、火傷や怪我の防止にもなることはおわかりいただけたと思います。
しかし、プラスチックの食器を扱う時にはいくつかの注意点があります。
まず、基本的に電子レンジやオーブンでの使用ができないということ。
冷凍してストックしておいた離乳食は、別皿で解凍してからプラスチックの食器に盛り付ける必要があるので、できるだけ手間を省きたいという人には向かないかもしれません。
漂白の際には、酸素系漂白剤を使用しましょう。
塩素系漂白剤は、プラスチックの劣化が早くなってしまうので、おすすめできません。
漂白や殺菌の際には、取扱説明書を確認するようにしましょう。
幼児用のプラスチック食器は子供にとって使いやすいことが大切
幼児用の食器を選ぶ時には、子供が使いやすいものを最優先にして選びましょう。
まずは子供が楽しく食事できるように、子供が好きなデザインの皿を選びましょう。
自分で選ぶことができる年齢の場合には、一緒に食器を選びに行くところから始めてみても楽しいかもしれません。
大好きな食器に食事が盛り付けられるだけで、食べる意欲が自然と湧いてきます。
食器の大きさには注意しましょう。
食器は、子供が持ちやすい大きさのものを選び、ゆくゆくは自分で持って食べられるように、持ち手が付いたものを選んだり、幅の狭いものを選んでおくと良いでしょう。
食べやすい大きさのお皿を選ぶことは、子供自身の食事の自立にも繋がります。
食べ物をすくい取る作業は、子供にとってはとても難しい作業です。
食器の縁に立ち上がりがあるタイプのものは、食べ物をすくいやすく、子供にも扱いやすいです。
はじめは一緒に手を添えて、食べ物をすくう動作を教えましょう。
子供が使いやすい食器を選ぶことは、親の家事の時短にも繋がります。
ぜひ、子供の使いやすさという点にも着目して、食器選びをしてみてくださいね。
陶器製の幼児用食器の特徴
プラスチック製の食器についで人気があるのが、陶器製の食器です。
陶器製の食器は重みがあるので、子供には持ちにくく落下や衝撃によって簡単に割れてしまうので、怪我の心配も多いことから幼児用食器としては向かないように思われます。
しかし、このデメリットを利用して、ものを大切にする気持ちを持つ、大人と同じ食器を使うことで、一人の人間としての自覚を持つなど、心の成長が期待できると言われているようです。万が一割れてしまっても、失敗した経験を次にどう活かすかという学習も自然とできるので、子供にとっては陶器の食器を使うメリットが沢山あるように感じられますね。
小さいときから本物の食器に触れることで、食育にもつながりますよ。
落としたら割れてしまいますが、重みがあるので食器が転がりにくく、安定性はあります。割れない限り、長く使用できるので、大切に使えば大人になるまで同じ食器を使い続けることも出来るので、思い出の詰まった食器になりそうですね。
電子レンジや食洗機にも対応できる磁気製のものも多くあります。
幼児用の食器は成長に合わせて使い分けがおすすめ
幼児用の食器には、プラスチック製と考えていた方も、陶器の良さがわかると、また食器選びに悩んでしまいますよね。
正直な所、どちらにも良い面があるので、どちら一方だけをおすすめすることはできません。
しかし、それぞれのメリットを上手く使って、子どもの成長に合わせて使い分けていくことは可能です。
プラスチック製の食器は、割れにくいこと、火傷や怪我の心配が少なく、軽いので子供でも持ちやすいことがメリットです。
離乳食を始めるころから2~3歳位になるまでの間は、プラスチック製の食器のメリットを最大限に使ってみると良いと思います。
食器を落としても割れないので、こぼれたものを拭くだけで良く、家事のストレスも最小限に抑えることが出来ます。
自分で食事が上手に食べられるようになる3歳以降は、陶器製の食器に替えてみるのも良いかもしれません。この頃になると、いろいろな言葉や気持ちが理解できるようになってくるので、ものを大切に扱うことの大切さや、失敗してしまった時の対処法などを食事を通して学ぶこともできます。
お手伝いなどもできるようになるので、家族分の食事の配膳を、ゆっくり丁寧にすることもあわせて教えることができます。
食器や食事に対する考え方は、家庭によってそれぞれだと思います。
何を大切にするのかを明確にし、食器を選んでみてはいかがでしょうか。