煮込み料理などは時間も掛かり、忙しい時にはなかなか作れないという方が多いと思います。
しかし、煮込み料理などの時間の掛かる料理には、鍋を保温して味を染み込ませるという保温調理がおすすめです。保温調理を上手にするには、鍋の温度を保つこと。
保温調理の方法や、身近な物を使うアイデア、保温調理に向いている鍋の種類などをご紹介します。
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エコで美味しい!鍋の簡単保温方法
煮込み料理は時間がかかるからあまりしないという方にも、電気代やガス代が気になって長時間の加熱は避けたいという方にも朗報です。
「鍋にはいろいろな保温方法があります。」
時間がない方は、出勤前や寝る前にちょっとだけ調理をしておくだけ。
煮込み時間にかかる電力やガス代を節約したいという方は、火から早くおろしてしまえばいいだけ。
どちらの方にも嬉しい調理方法が、鍋の保温調理です。
鍋の保温方法は、沢山あります。
1つずつ紹介していくので、参考にしていただけたら嬉しいです。
保温調理をマスターすれば、普段は手間がかかる料理も、簡単に美味しく食卓に並べることが出来ますよ。
新聞紙とバスタオルで鍋を保温する方法
使うのはバスタオル2枚と新聞紙6~8枚だけです。
バスタオルを十字に敷いたら、その上に新聞紙を3~4枚ずつ重ねて左右に置きます。
味付けをしっかりした鍋で、5~10分程具材を煮込んだら、新聞紙の上に鍋を置き、新聞。バスタオルの順番で鍋を包みます。
保温力が非常に高く、4時間以上温かさが続きます。
ゆっくり鍋の中の温度が下がっていくので、味を染み込ませたい料理に最適です。
鍋をすっぽりと覆う帽子のような鍋カバー
新聞紙とバスタオルは、自宅にあるもので出来るのが嬉しい、簡単でエコな保温方法でした。
さて、ここでは、鍋専用の保温グッズを紹介します。
鍋カバーと鍋敷きを使って保温
帽子のように、鍋の上からすっぽりとかぶせるカバーと、座布団のようにして鍋の下に敷く鍋敷きがセットになっているこのアイテム。
「鍋カバー」や「鍋帽子」として品揃え豊富に市販されていますが、裁縫が得意な方であれば、お気に入りの生地で自作してみるのも良いかもしれません。
鍋をすっぽりと覆うので保温効果も高く、保温調理に便利です。
実は、煮込み料理といわれると、煮込まないといけないように感じてしまうのですが、煮込むことが大事なのではなく、味を染み込ませることを一番したいんですよね。
食材に味が染み込むのは、実は煮込んでいるときではなく、温度が下がる時。
温度が下がってきた具材が、温かい汁を吸い込もうとするので味が染みていくわけです。そういったことを考えると、保温調理は煮込み料理には本当に便利!
ゆっくり温度が下がるので、しっかり味が入ります。
古くなったセーターや毛布を活用する方法
一番最初に紹介した新聞紙とバスタオルの保温方法のように、実は鍋の保温は身の回りにある様々なもので代用ができます。
わざわざ新しい物を買わなくても、使わなくなった意外な物が使えることが多いです。
鍋の保温に適しているか否かを見極めるポイントになるのが、「保温機能の有無」です。私達の体を温めてくれるものは、鍋の保温効果も高めるということです。
考えられるのは、セーターや毛布。もしも家庭に使わなくなって処分を考えているものがあるのであれば、それを使わない手はありません。
方法は、今まで紹介したものと同じです。鍋を包んで置いておくだけで良いので、必要ないものを使えば、さらにエコになりますね。
カバンも便利です。リュックサックなど、ファスナーがついたものであれば、密閉度が高くなるので効果的かもしれません。
発泡スチロールの箱やダンボール、アルミホイルなども鍋の保温に効果的です。
アルミホイルで包んでから発泡スチロールやダンボールに入れれば、さらに保温効果が高まりそうですよね。
手作りが苦手、もしくはわざわざ費用をかけて購入するのはちょっと…と思っている方は、身の回りのもので鍋の保温調理にチャレンジしてみてください。
鍋の保温効果をより高める方法
保温調理をするときには、いくつかのポイントに注意しましょう。
このポイントを抑えておけば、鍋の保温効果をより高めることが可能です。
鍋の保温効果を高めるポイント
鍋は保温効果のあるものでしっかり包もう
鍋は、包んだ時と包まないときで、保温効果に大きく違いがでることがわかっています。また、温度の下がり方が、包んでいない時よりも、包んだときのほうが緩やかなので、保温効果が高まるだけでなく、味の染み方にも違いがでるようです。
片手鍋より両手鍋
保温調理する鍋は、出来れば片手鍋ではなく両手鍋のものがおすすめです。
包んだ時に、できるだけ隙間が出来ない方が保温効果が高くなります。
フタ
フタに穴が空いていないものを選びましょう。
また、鍋にピタっとする密閉度の高いものを選ぶと、温度が下がりにくくなりますよ。
鍋敷きを使おう
鍋を保温効果のあるもので包んだら、床や作業台に直接置くのではなく、鍋敷きを使いましょう。鍋敷きを使うことで、熱が逃げづらくなります。
予熱調理をするなら保温力のある鍋を使うのがおすすめ
鍋の保温調理の方法とその効果がわかったら、使う鍋にも気をくばってみましょう。
手持ちの鍋でも、保温調理の方法で鍋の保温をすることはもちろん可能ですが、鍋自体の保温効果が高ければ、さらに予熱調理は上手くいきます。
保温力の高い鍋は、
- 厚手の鍋
- 耐熱ガラス鍋
- 土鍋
などがあげられます。
それに、先ほど紹介した、鍋蓋や取っ手などのポイントが加われば、鍋の保温力が上がります。
予熱調理専用の調理鍋もあります。
これは、外側が保存容器になっていて、内側が調理用鍋になっているので、購入すればそれだけで保温効果が高くなります。
エコな保温調理が苦手な方は、使ってみると良いかもしれません。
保温調理は、忙しい主婦や節約したい主婦におすすめしたい調理方法です。
調理の過程で家事をラクにしてくれるのはもちろんですが、帰宅時間がバラバラな家族のために何度も鍋を加熱するといった、調理後の手間も省くことができますよ。
保温調理を覚えれば、料理のレパートリーも広がります。
ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。