鍋に定番の具材の切り方。鍋が美味しくなる野菜の切り方

寒い冬には鍋が欠かせませんよね。鍋にたっぷりと入れたい野菜は、どのような切り方にすると美味しく食べられるのでしょうか?

そこで、鍋に欠かせない具材の切り方をご紹介します。

切り方を少し変えるだけで、味が染みやすくなったり、火の通りが早くなったりします。切り方が揃っていると、見た目もきれいで、美味しそうに見えますよね。

では、それぞれの具材の切り方を見ていきましょう。

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鍋に入れる具材の切り方は鍋の種類に合わせて変えてもOK

鍋に入れる具材は、なんとなくザクザクと切っている方が多いのではないかと思います。確かに、鍋の中に入ってしまえば、切り方なんてわからないですし、お腹の中に入ってしまえばどれも同じ…。

しかし、鍋に入れる具材は、切り方一つで美味しさが変わります。
ほんの少しのことを気にするだけで、いつもの鍋がグンと美味しくなりますよ。

  • 具材の種類ごとに切り方を揃えよう
    鍋に入れる具材は、同じ種類で切り方を揃えてあげましょう。
    同じ大きさに切ることで、煮えムラがなくなり、均等に味が染み込みます。
  • スープの味によって切り方を変えよう
    スープの出汁をしっかり野菜に入れたい時には、味が染み込みやすいような切り方を。
    反対に、スープの味が濃いときには、味が染み込みすぎないように注意した切り方をするなど、野菜の切り方も1通りではありません。
  • 根菜は下茹でを
    大根、ごぼう、人参などの根菜類は、下茹でをしておきましょう。
    下茹ですることで味が染み込みやすくなりますよ。

それでは、具材ごとに切り方を紹介していきます。

鍋にたっぷり使う具材、白菜やネギの切り方

まずは、鍋には欠かせない「白菜」と「ネギ」の切り方を紹介していきます。

鍋にかかすことのできない具材の切り方

白菜

白菜は芯の部分をVの字に切って、芯と葉を分けます。
葉はそのまま一口大の大きさに切りましょう。
芯の部分は、削ぎ切りにします。削ぎ切りとは、包丁を斜めに入れる切り方のことです。白菜の芯の繊維を断つようにして切りましょう。芯を削ぎ切りにすることで、火の通りがよくなるので、早くしんなりしますし、味の染み込みがよくなります。
逆に、味の染み込みを抑えたい時や、白菜のシャキシャキした食感を楽しみたい時には、削ぎ切りにせず、細く縦に切りましょう。

ネギ

ネギは、斜めに薄切りをします。
5cmほどの厚さにしてもいいですし、3cm程度の薄切りにしてもいいです。
また、棒状にザクザクと切る方法もあります。
ネギは好みが分かれるので、鍋の種類によって使い分けましょう。
青い部分も食べられますが、一般的には白い部分を使うことが多いです。

鍋によく使う野菜の切り方

次に、鍋によく登場する野菜の切り方を紹介します。

  • キャベツ
    キャベツは、白菜と同様に芯と葉を分けて切ります。
    または、8分の1程度の大きさに切ったキャベツを、ざく切りする方法もあります。
  • 春菊
    春菊は、根本を落としたら、しばらく水につけて置きましょう。
    切ったら、葉の部分と茎の部分を分けて置いておくと、鍋に入れるときに茎の部分から入れられるのでラクです。
  • 人参
    人参は、輪切りや半月切りにするのが主流ですが、鍋の時には飾り切りにするとおしゃれです。
    飾り切りは、包丁でする方法もありますが、簡単なのはクッキーなどに使う型抜きを使う方法です。
    人参を薄く輪切りにしたら、花型や星型の型抜きを使って抜きましょう。
    下茹でをして、鍋の一番上に乗るように飾り付けると見た目が華やかになります。
  • 大根
    半月切りやいちょう切りで、食べやすい大きさに切りましょう。
    厚めに切るときには、隠し包丁を入れて味が染み込みやすいようにします。
    面取りをして、下茹でをしておきましょう。
  • 水菜
    根本を落とし、端からざく切りします。長く切るほど、歯ごたえを楽しめます。

鍋に欠かせない具材、きのこ類の切り方

きのこの下処理であまり知られていないのが、水につけて洗わない方が良いということだと思います。
きのこは水につけると、栄養成分や旨味、香りが流れ出てしまうのです。

しいたけやエリンギなど、大きめのきのこは、軽く叩いて汚れを取りましょう。
カサの部分に付いた汚れは、ハケなどを使って払うと落とすことが出来ます。
キッチンペーパーを濡らして固く絞り、汚れを拭き取るようにして下処理は完了です。

しいたけの軸は旨味が強く良いだしが出るので、切り落とす部分はできるだけ少なくしてください。
カサの葉面にV字に包丁を入れて、アスタリスクのマークに切り込みを入れておくと味が染み込みやすくなります。

しめじやえのきなど、小さなきのこは、石づきを取り除いたら、汚れが気になる部分のみをサッと水洗いして、水気を拭き取ってから調理しましょう。
手でさくようにして、切り分けます。えのきは半分の長さに切っておくと食べやすいです。

鍋におすすめの肉や魚介

鍋に入れるのに適した肉や魚介について紹介して終わりにしたいと思います。

肉と魚介を混ぜて入れたい時、どんなスープにも合う物を入れたい時には、「肉なら鶏肉」、「魚なら白身魚」を使いましょう。
鶏肉や白身魚は、どんな具材とも、どんなスープとも相性抜群なので、鍋の種類を選びません。冷蔵庫に余っている鶏肉がある時、何鍋にしようか迷っている時には、鶏肉と白身魚を買っておけば間違いありません。

「牛肉」「豚肉」「青魚」などを鍋に入れたいときには、肉や魚介を混ぜて入れるのではなく、しっかりとそれがメインになる鍋を選ぶようにしましょう。
牛肉ならすきやき、豚肉ならキムチ鍋、青魚ならつみれ鍋など、それぞれの良さが際立つ鍋を選べば、美味しく食べることが出来ますね。

ちょっとした切り方のひと手間で、味が染みた美味しい鍋が作れます。
ぜひ、野菜を切るときには、意識して切ってみてくださいね。