梅干しを天日干しする理由について知りたい

梅干しを作る時に欠かせない工程のひとつに天日干しがあります。
当たり前のように行われていることではありますが、それをする理由についてご存知でしょうか。
梅干しを手作りしようと思っている人は、その理由や上手な干し方などについてご紹介しますので、これを学んで是非チャレンジしてみてください。
また、干さない梅干しについてもご紹介しますので、そちらもご一読ください。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

フライパンで卵焼きを作るコツ!四角い卵焼きの作り方

卵焼きを作る時には、四角い卵焼き専用のフライパンを使って作る方が多いと思いますが、そんな専用の物がな...

米の保存は袋のままがNG?冷蔵庫が保存場所に向いている理由

米の保存は袋のままではいけないことをご存知でしょうか?袋に入って販売されているのに、なぜ保存に向かな...

米の保存容器にペットボトルを使うメリットと手軽な保存方法

お米の保存はいつもどのようにしていますか?ハイザーや米びつに入れて保存しているという方も多いと思いま...

鍋の残りの保存方法!日持ちする保存方法とその注意点

多く作って残りがちな鍋料理。捨てるのはもったいないですし、できれば保存して翌日以降も美味しく食べたい...

【旦那のお弁当】忙しい朝でも毎日のお弁当作りを楽にする方法

毎日のお弁当作りを少しでも楽にしたい、そう思う方は多いと思います。旦那のお弁当に何を入れようか頭を悩...

ドライトマトを天日干しで作った時の失敗例と失敗しない作り方

ドライトマトを天日干しで作ったとき、うまく作ることができずにトマトをダメにしてしまった経験がある人も...

簡単で美味しい鍋料理!野菜だけの鍋のカロリーと栄養素について

鍋は手間いらずな美味しい料理の代表と言っても過言ではありません。沢山の材料を入れることで、それぞれの...

鍋の残り汁を使った翌日リメイク。美味しいアイデアメニュー

鍋を作ると、食べきれなくてどうしても残ってしまうことがありますよね。いろいろな具材から出た美味し...

鍋に付いた魚の生臭いにおいを取る方法!イヤな臭いを消臭

魚料理は好きだけど、魚料理を作ると使った後の鍋の臭いが気になってあまり作らないという方も多いと思...

鍋に入れる野菜の切り方!鍋を美味しくする基本の切り方

鍋にはさまざまな種類の野菜を入れますよね。その野菜の切り方も鍋に適した切り方にすると、より美味し...

鍋の保温に新聞紙を使ってエコ調理!便利な保温調理の方法

鍋の保温調理はガス代の節約にも効果的な方法です。新聞紙などを使ってしっかりと保温しておくと、煮込...

時短できる家電調理のススメ!選び方や活用のポイントを紹介

家事を時短できる家電の中には調理の手間を簡単にすることができる家電もあります。共働きや子育てで忙...

鍋におすすめの具材!みんなが食べたい美味しい定番食材

友達を呼んで鍋パーティー。そんな時には、何鍋をしようか、具材を何にしたらいいか、悩みますよね。...

フライパンで焼き魚を焼く方法。クッキングシートで美味しく

焼き魚を作る時には、魚焼きグリルで焼くというのが一般的ですよね。でも、使った後の片付けが面倒で、...

インドのスパイスカレーが食べたい!お家で作るときのポイント

スパイスの効いたインドカレーは、定期的に食べたくなりますよね。お店で食べるカレーもいいですがお家で作...

スポンサーリンク

梅干しを天日干しする理由とは

梅干しを天日干しにすると、以下のような効果が期待できます。

梅を殺菌

太陽の光に当てることで、梅干しを殺菌する目的があります。

梅を太陽の光に当てることによって、太陽の紫外線を利用し、梅に含まれる微生物をやっつける目的があります。

水分を飛ばす

天日干しにすることで、梅に含まれている水分を飛ばすことができます。梅干しを作るとき、梅の水分を飛ばすことで梅干しを長期保存することが可能になるのです。

果肉を柔らかくする

梅を夜間の間も干すことで、夜露に当てて梅を柔らかくする効果があります。

昼間は太陽の光を浴びさせ、そのまま夜間は夜露に当て、翌日また太陽の光を浴びさせることで、梅の果肉が柔らかくなる効果が期待できるのです。

梅干しを天日干しする理由を知ったら、工程についても知ろう

実際に梅干しを作る手順についてチェックしてみましょう。

  1. 梅の果肉を傷つけないように注意しながら、優しく梅を洗って表面の汚れを落としましょう。キッチンペーパーなどを使い、そっと水分を拭き取ります。
  2. 竹串や爪楊枝などのさきが鋭いものを使い、梅干しのヘタを取り除きます。
  3. 梅を入れる容器を用意し、その中に塩と梅を入れていきます。塩→梅→塩→梅のように交互に入れていき、最後は塩を入れます。
  4. 重しをして容器に蓋をしたあとは、梅の水分が浮いてくるまで数日間漬けておきましょう。
  5. 赤シソを用意し、しっかりと洗います。塩を20g用意し、それを使用して赤シソを手でしっかりと揉んで水分を絞ります。
  6. ボウルなどに赤シソを入れ、赤シソに梅の水分をかけてしっかりと混ぜ合わせます。
  7. 「6」を梅を漬けている容器に入れ、重しをしてから蓋をして2~3週間漬け込みましょう。冷暗所に置いて保存します。
  8. お天気の良い日が続くときを選び、梅と赤シソを様子を見ながら天日に干せば、梅干しの完成です。天日干しは数時間~数日程度、梅の様子を見ながら行いましょう。

天日干ししなくても出来る梅干しの作り方

梅を干してから梅干しを作ると、時間と手間がかかってしまうものです。干さずに梅干しを作る方法についてチェックしてみましょう。

  1. 完熟した梅を用意し、梅を傷つけないようにキレイに洗ってヘタを取ります。
  2. 水分をしっかりと拭き取り、殺菌された容器を用意してその中に梅を入れましょう。
  3. 塩と梅を交互に入れ、梅が空気に触れないようにして保存をします。
    ※このとき、雑菌が入り込まないようにラップやビニル袋でピッタリ蓋をすると良いです。
  4. 暗くて涼しい場所に置いて保存をします。1ヶ月程度保存をすることで、干さない梅干しの完成です。

干さない梅干しは、梅を干していないため食感が少し硬めになります。

干す手順がないので簡単にできますし、硬めの食感が好きな人にはおすすめの作り方です。

天日干してもしなくても、梅干しが体に良い理由

私達の体の中が酸性の状態になると、人間にとって良くないことが起こります。疲れが溜まり、イライラやストレスを感じて快適な生活ができなくなってしまうのです。

人間の体は本来アルカリ性。このため、体が酸性の状態になると、過ごしにくいと感じてしまうことになります。

体が酸性の状態になったとき、アルカリ性の性質を持つ梅干しを摂取することで、体のバランスを整える働きをします。体内のバランスを考えたとき、梅干しが良い仕事をしてくれるというわけです。

梅干しの酸味はクエン酸の影響

クエン酸を摂取することで、疲れの改善など、私達人間の体に嬉しい働きをしてくれるのです。

「梅干しは体に良い」という話を聞いても、いまいちその理由がわからなかった人もいますよね。

梅干しは、上記のような理由で体に良い食べ物だと言われているのです。

作った梅干しを美味しく楽しめるおすすめ料理をご紹介

梅干しの食べ方で思い浮かぶのは、おにぎりの具材にしたり、お弁当に入れるといった方法ではないでしょうか。

梅干しを美味しく食べられる、アレンジレシピについてご紹介します。

梅干しときゅうりの和え物

元々梅干しには酸味や塩味があります。この味を利用すれば、和えるだけで簡単に一品おかずを作ることができます。

作り方もとても簡単。

一口大の大きさにきゅうりをカットし、それに梅干しを小さくちぎって入れ、混ぜ合わせるだけです。

お好みで、昆布や鰹節を入れても美味しく食べることができます。

ボウルに入れて混ぜるだけでできる簡単メニューですが、ビニール袋に全ての材料を入れて混ぜ合わせれば、洗い物を出さずに作ることができます。

梅干し納豆うどん

納豆に梅干しを入れて、それを茹でたうどんにかけて作る簡単メニューです。梅の酸味と塩味があるため、調味料もあまり必要ありません。

うどんの上に梅干しを混ぜた納豆をかけ、海苔やネギを散らしてお好みで醤油を適量垂らせば完成です。

冷えたうどんでも温かいうどんでも美味しく食べられますので、その季節に合った食べ方をするのがおすすめです。