冬は家族で鍋を囲む機会も増えて、家庭でもいろいろな鍋を楽しむと思います。
しかし、具材がどうしてもワンパターンになりがちで、スープの味を変えても具材はいつも同じようなものばかり…、ということはありませんか?
そこで、鍋におすすめの魚をご紹介します。
魚介を入れると、スープにいい旨みが出るので、鍋には欠かせない材料の一つです。
たまには具材をちょっと変えて、いろいろな魚を味わってみませんか?
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鍋の具材の代表的な魚、タラと白子
鍋の時期になると必ずといっていいほどスーパーに並ぶのが、「タラ」です。
鍋の具材の定番とも言えるタラは、白身魚なのでどんな味の鍋にも合うというのが嬉しいところです。
タラは、加工されて塩分が加わったものではなく、生に近い状態のものを選びましょう。鍋用になっているものや、できれば真タラを選んで購入すれば間違いありません。
タラと一緒に鍋にいれたいのが、「白子」です。
タラの精巣にあたる部分なのですが、一緒に入れることでスープにコクが出ます。
見た目が苦手な方も多いと思いますが、トロトロとした食感は一度食べるとクセになります。ぜひ一度挑戦してみてください。
タラは、鍋に入れる前に塩を振って水分を出し、キッチンペーパーで水気を拭き取ってから鍋に入れることで、臭みが抑えられます。
白子は、冷水でよく洗ってから、筋を取りながら一口サイズに切ります。沸騰したお湯で1分半程度茹でてから冷水に取り出し、軽く洗ってから使いましょう。
鍋の具材に入れたい魚、鮭の選び方
鍋の具材には、鮭も良く合います。
鮭は味がさっぱりしているので、味の濃いスープと一緒に使うのがおすすめです。
特に相性がいいのが、「味噌」ベースのスープです。
鮭を使った鍋といえば、北海道の郷土料理である「石狩鍋」が有名ですが、味噌味のスープと鮭の相性がいいだけでなく、「酒粕」「バター」など、いろいろな食材を隠し味に使うことで、コクが出て美味しいスープになりますし、毎回違った味を楽しむことも出来るので、飽きがきません。
豆乳との相性も良く、豆乳が鮭の臭みを消してくれるので、味噌と豆乳で作ったまろやかなスープで作る鍋も、試してみてほしいです。
鍋に入れる鮭をスーパーで選ぶときには、皮がきれいな銀色をしているもの、身が鮮やかなオレンジ色をしているものを選ぶようにしましょう。身がしまって硬いものを選ぶと、煮崩れしにくく扱いやすいです。
鍋の具材に旬の魚、ぶりもおすすめ
鍋の季節に旬を迎えるのが、「ぶり」です。
鍋とは縁遠いように感じられるぶりですが、脂がのったぶりは鍋の具材にはピッタリ。
試したことがないという方には、ぜひ一度挑戦してみてほしいのが、ぶりを使った鍋料理です。
ぶりと相性がいいのが、醤油です。
薄口醤油で、ぶりの脂をさっぱりと楽しめるぶり鍋は、普段の鍋とは少し違う、贅沢な気分を味わいたいときに作ってみるのがおすすめです。
ぶりの【しゃぶしゃぶ鍋】
だし汁に、料理酒、醤油、みりん、生姜、塩を入れて味を整えたら、白菜や水菜、ネギ、きのこ類など、すきな野菜を入れます。
刺身用のぶりを、スープにくぐらせたら、野菜と一緒に食べましょう。
刻みネギや七味唐辛子などの薬味をプラスすると味が締まっておいしいです。
ぶりは、火を通しすぎると身がパサパサになってしまうので、鍋の中に入れて煮込む時には、長時間加熱しないように気をつけてください。
鍋に魚のあらを使う時には下処理が大切
鍋の具材には、「魚のあら」を使う方法もおすすめです。
魚のあらは、鮮魚店などで安く手に入るので、お手軽価格で豪華な魚介鍋を楽しむことができますよ。
これまで紹介してきた、タラ、鮭、ぶりのあらも安価で手に入ります。
あらは、食べる部分が少ないので、1人あたり100~150ブラム程度を目安に購入することをおすすめします。
魚のあらを鍋の具材に使うときに注意したいのが、生臭みです。
あらは臭みが強いので、鍋に入れる前にしっかり下処理をしましょう。
【あらの下処理の手順】
- あらは、大きい部分を1口大に切ります。出刃包丁を使うと切りやすいです。
- 鍋にお湯を沸かし料理酒を適量入れます。
- 沸騰したお湯の中に、あらを少量ずつ入れます。
- あらの表面が白くなったら冷水に取って、流水で洗ってぬめりを落とします。
下処理をすることで、生臭さが抑えられるので、美味しい鍋を楽しむことが出来ます。
鍋の具材には、ネギ、生姜などを加えると、さらに臭み消しの効果が得られます。
それでも臭いが苦手に感じる場合には、食べるときにポン酢をかけると、酢の成分が生臭さを消してくれるので、お試しください。
鍋の具材に殻付きホタテ
ホタテやエビなどの魚介も、鍋の具材にはピッタリです。
特におすすめしたいのが、ホタテ。
ホタテは、ボイルされたものではなく、殻付きの生ホタテを使用することで、おいしい出汁がでます。
生のホタテは、殻の部分をしっかり洗えば、殻付きのまま鍋の中に入れることができます。しかし、この場合は、ホタテに付いている砂や砂利などがうまく取り切れず、残ってしまうことがあるので、気になる方は、殻から外して、下処理をしてから入れるようにするとよいでしょう。
ホタテは、基本的に黒い色をしたウロの部分以外は全て食べることが出来ます。
良い出汁が出るので、煮込むときにはウロを取り除いたら、その他の部分は全て鍋に入れましょう。
バター焼きのイメージが強いホタテですが、鍋に入れることで、ホタテの味を最大限に楽しむことができますよ。
ぜひ試してみてください。
鍋の具材に魚介類は、たくさんあります。
いつも同じ具材で、飽きてしまったという時には、メインになる魚介をチェンジして、いつもとは違う鍋を楽しんでみましょう。