家庭で鍋を食べる時には、いろいろな食材を入れて作りますが、なかなかお店のようなきれいな盛り付けはできないですよね。
鍋の中で野菜がどうしてもごちゃっとしてしまい、もうどこに何があるのかわからない状態です。
しかし、鍋の盛り付けはちょっとしたポイントを押さえれば、お店のようなきれいな盛り付けの鍋にすることができます。
そこで、鍋の見た目にこだわった、きれいな盛り付けのコツをご紹介します。
見た目がきれいだと美味しそうに見えて食欲も湧きます。
冬の団らんに欠かせない鍋の盛り付けをマスターしましょう。
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鍋の野菜のきれいな盛り付けにこだわるならスープは具材の後に
鍋のスープは、どのタイミングで鍋に入れていますか?
スープを鍋に入れて沸騰させ、火の通りにくい肉や魚から順に具材を投入していくという、基本の作り方をしている方が多いのではないでしょうか。
しかし、先にスープを入れてしまうと、投入した具材がスープの中を泳いで、あっちに行ったりこっちに来たりと、一箇所にとどまってはくれず、結局、具材の定位置が決まらないまま、ごちゃごちゃとした出来上がりになってしまいますよね。
お店のような、きれいな盛り付けの鍋を目指すのであれば、「スープは後から入れる」のが正解です。
お店で食べる鍋を思い浮かべてみてください。
席についたら、鍋がコンロに置かれてセットされていますが、中に入っている具材はまだ生のままですよね。鍋の中には、野菜や肉、魚介などの具材がきれいに並べられています。
家庭で作る時には、お店の鍋を真似て作ると、とてもきれいな盛りつけになります。
具材を入れてからスープを入れて、火にかける。この方法で作っていきましょう。
野菜をきれいに盛り付けるなら浅い鍋がおすすめ
盛り付ける鍋の形も重要です。
特に野菜類は、火が通ると、カサが減って沈んでしまいます。
出来上がって鍋の蓋を開けたら、野菜は全てスープに沈んでいる…。これではせっかくきれいに盛り付けをしても全く意味がありませんよね。
出来上がりの鍋の美しさを重視するのであれば、鍋は「浅型」のものを用意してください。
浅型の鍋なら、野菜が見えなくなってしまうこともありません。
きれいな出来上がりが期待できますね。
浅型の鍋がないという方、家族が多くて大きな鍋に盛り付けなくてはいけないという方は、盛り付けの方法に一工夫をすることで、きれいに仕上がります。
ポイントは「白菜を土台にする」ことです。
鍋の底に白菜を敷き詰めて、その上に盛り付けをすることで、鍋の深さを底上げしてカバーすることができるのです。
鍋の種類によっては、キャベツを代用しても大丈夫ですよ。
芯のある白菜やキャベツを土台に使うことで、トロトロの食感も楽しむことができて一石二鳥です。
鍋に野菜を盛り付ける時には高さがあるものを奥に
それでは、実際に盛り付けをするときのポイントを説明していきますね。
鍋に野菜を盛り付ける時には、奥から手前に向かって作業をしていきましょう。
鍋の野菜の盛り付けについて
盛り付けのポイントその1「高さ順に並べる」
鍋の奥には、高さがあるものを並べましょう。
えのきや長ネギなど、高さのある具材を置くにすることで、立体感が出ます。
高さがあるものを奥に配置したら、次にカサのあるものを優先します。白菜や豆腐などをひとまとめにして入れるといいですね。
盛り付けのポイントその2「色味を分散させよう」
同じ色味の物が近くにあると、彩りが良く見えません。
白や緑、茶色と色味が偏りやすい鍋の具材は、同じ色同士が隣にならないように、上手く食材を入れ替えて並べましょう。それぞれの食材の色をはっきり見せることで、彩りよく、美味しそうな見栄えになりますよ。
鍋のメインは一番手前に並べるのが鉄則
野菜の盛り付けが完了すれば、残りもあと半分です。
仕上げに向かって、ポイントを押さえていきましょう。
鍋のメインの盛り付け方
盛り付けのポイントその1「メイン食材は手前に」
鍋の野菜や、豆腐、油揚げなどの具材の盛り付けが終わったら、いよいよ鍋のメインになる食材を盛り付けます。
奥から順に盛り付けをしてきたら、一番手前の目立つ位置にメインになる食材を置きましょう。
メインの肉や魚介類は、手前に置くことで豪華に見せる効果もあります。
他の具材の影に隠れてしまうことがないように、盛り付けてみてくださいね。
盛り付けのポイントその2「最後に添える野菜」
シャキシャキとした食感を楽しみたい、ニラや水菜、春菊などの具材は、長い時間火にかけるとべちゃっとしてしまうので、最後に入れます。
他の食材に火が通ったタイミングで、空いたスペースに添えるようにして入れましょう。予熱で十分に火が入るので、食べる直前にいれるようなイメージで良いと思います。
鍋が華やかになるにんじんの飾り切り
鍋料理の見た目を鮮やかにしてくれるのが、人参です。
人参は、花型や星型に飾り切りにしたものを、鍋の上に乗せるようにして飾り盛りにすると、見栄えがよくなります。
人参は、火の通りが遅いので、厚く切ってしまうと火が通りません。
薄めに切って、使いましょう。
飾り切りは、包丁を使って作ることができますが、難易度が高めです。
一番簡単なのが、クッキーなどの型抜きを使う方法。
薄めに輪切りにした人参を、好きな型で抜けば、それだけで可愛らしい飾りになるのでおすすめです。
飾り切りした人参をのせるタイミングは、メインの食材を盛り付けたあとです。
一箇所にまとめて入れてもいいですが、数箇所に散らして乗せるとよりきれいになります。人参が全体の色合いを整えてくれるので、見栄えもよく、食欲も倍増しますよ。
飾り切りが面倒な時には、短冊切りや輪切りにして入れるだけでも、色合いが違います。鍋を華やかにする人参も、ぜひ鍋の具材の定番に加えてみてください。