鍋は基本的に材料を切って煮込むだけなので、簡単で人気のあるメニューですよね。
しかし、自分の食べたいものばかりを入れると、材料費が高くついてしまうこともあります。
それが年に一度の特別な日だというなら、それほど気にはなりませんが、それが毎日の食事だとすると、じわじわと家計を圧迫してしまいます。
普段から鍋を食べている人なら安い材料費に抑えたいですよね。
そんな鍋を簡単で安い材料費に抑えるコツなどについてご紹介いたします。
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鍋は簡単で安い材料費で作れるのでおすすめです
鍋料理は冬場だけというイメージがあるかもしれませんが、工夫次第で季節問わず楽しむことができるお助けメニューです。しかし、一人暮らしだとたくさん作っても食べきれなかったり、節約を心がけている身としては材料費が高くつくことを心配して、なかなか鍋を作る機会がないという方も多いことでしょう。
●一人鍋ブームが到来中
鍋の最大の魅力としては、手間をかけずに簡単に作ることができるという点でしょう。自炊の習慣がある方であれば、わざわざ材料をイチから買い揃えなくても、冷蔵庫に中途半端に余った野菜や肉・魚を適当に切って煮込むだけで済むので、高くつくどころか余った食材をムダにせずに使い切りたい時にもピッタリな料理だと言えます。
市販の一人前用の鍋つゆを使えば、さらに簡単に鍋を楽しむことができます。一人用の鍋を新たに購入したとしても、この先の使い勝手を考えると、安い買い物だと言えるのではないでしょうか?
安い材料費で美味しい鍋を簡単に作るコツ
鍋料理を作るとなると、ついついあれもこれもとたくさんの食材を入れたくなりますが、実は鍋が高くつく原因はここにあります。
●安い食材を厳選して鍋を楽しむ
市販の鍋つゆのパッケージの裏面には、作り方の一例として、おすすめの食材の分量が記載されていますが、そのレシピ通りの鍋を作ろうとすると、多くの種類の食材を用意しなければならなくなるため、結局一人分の鍋なのに高くついてしまったということにもなりがちですよね。せっかく鍋つゆを使うことで味付けいらずで簡単に鍋ができるのですから、何を入れても美味しくなるのは確実ですし、そこまで厳密に再現する必要はないのです。
もちろん、栄養のバランスを重視することも考えると、野菜だけの鍋では少し物足りませんよね。時期によっては野菜も高くて手が出しにくくなることを考えると、値段の変動が少ないきのこ類を加えることで、安く済ませつつも旨味と栄養価がさらに高くなるという利点もあります。
一人鍋の基本は、肉or魚プラス野菜2種類です。食材が少ないと、それだけ手間もかからず簡単に作ることができますし、野菜のうち1種類をきのこに変えることで、さらに安く抑えられます。
鍋を安い値段で簡単に作るレシピを考える時に役立つ食材
安い費用で時間のない時にも簡単に美味しい鍋料理を作ることができる、鍋の定番とも呼ぶべき食材には、いくつかの共通点があります。安くていつでもほぼ価格が変わらないことだけでなく、他の料理にも使いやすく、他の食材とも馴染んで飽きの来ない味であるという点などが挙げられますが、ここでは簡単に手に入るということを重視して、代表的なものをいくつかご紹介したいと思います。
●鍋料理に向いている食材とは
・かさ増し食材の代表「糸こんにゃく」
・一人暮らしの味方「もやし」
・つゆの旨味を味わうなら「油揚げ」
・お肉代わりに「ちくわ」
・鍋のシメには「冷凍うどん」
一人暮らしの自炊に関しては、いかに手間とお金をかけずにお腹を満たすかということが最大の課題となりますが、少ない量で満足感を味わいたい時には、こんにゃくが大活躍します。板こんにゃくでしたらこんにゃくステーキが定番ですが、鍋料理に欠かせないのが糸こんにゃくです。噛みごたえがあって少ない量でも満足感が得られます。
野菜の中でも一年中ほぼ変わらずに、安い値段で手に入るのがもやしです。炒めものやサラダにと用途は幅広い反面、日持ちしないため、余った分を鍋で消費するのにももってこいです。
冷凍うどんだけでなく、油揚げやちくわも冷凍しておくことで、刻んで鍋に放り込むだけで、簡単に美味しく召し上がることができるのもまた嬉しいところでしょう。
鍋の材料が余った時にやっておきたいこと
鍋のシメまで楽しもうと張り切って作ったのに、結局シメまでたどり着かずにお腹いっぱいになってしまうこともありますよね。しかし、ただそのまま処分してしまうのは実にもったいない!
2日続けて鍋でもいいけれど、ここはひとつ、ひと手間加えて翌日も美味しくいただきましょう。
●鍋の翌日にできる簡単本格チヂミ
冬の定番キムチ鍋の残りを使って、あっという間に美味しいチヂミができます。食べ残したキムチ鍋から具材をすくい、同じ位の量の小麦粉と卵を混ぜ合わせて生地を作るのですが、この時に片栗粉を少量混ぜることで、チヂミ独特のもちもち感がでます。粉っぽさがなくなるまで混ぜたら、ごま油を塗り広げたフライパンに薄く伸ばして両面をしっかりと焼きます。
これだけでも十分美味しいのですが、チーズ好きな方はぜひ最初に生地を伸ばした段階で、上からピザ用チーズをたっぷりとかけて焼いてみてください。
●カットした食材は冷凍保存しておく
鍋に入れてたくさん野菜を食べるつもりが、意外と使わずに残ってしまうことも。そんな時は、冷凍可能な保存袋に入れてそのまま冷凍しておくことで、野菜の鮮度を保てると同時に、いちいちカットする手間も省けて便利です。ダシの出るきのこ類もバラして冷凍保存することができます。
これを覚えたら、あなたも鍋マスター!飽きないバリエーションを紹介
市販の鍋つゆにもさまざまな味がありますが、もしも安い時に買いだめをするのでしたら、頻繁に登場しても食べ飽きせずに、最後まで美味しく食べられることを考えると、あっさり目の味付けを選ぶことをおすすめします。
●もっと簡単に鍋を楽しむためには
鍋料理と言えるかどうかわからないほど、簡単過ぎる我が家の定番鍋としては、関西出身の方から教えてもらった「はりはり鍋」があります。基本の材料は、たっぷりの水菜と豚肉のみなので、手間もお金もかけずに済むという、これぞ鍋料理の醍醐味だと言える鍋なのです。
作り方は本当に簡単です。水にさらした水菜と、薄切りの豚肉を適当な長さに切り、白だしやめんつゆベースのスープで軽く煮るだけです。おすすめは、ゆずポン酢に大根おろしを入れたつけダレで味わう食べ方なのですが、あっさりとした中に豚肉の旨味とゆずの爽やかな酸味が合わさり、本当に無限に食べられるんじゃないかと思うくらいの美味しさなのです。
これだけだと鍋として物足りない方は、豆腐やきのこ類、さらに切り餅などを入れても美味しく召し上がれますので、ぜひお試しを。
難しく考えなくても、なんでも煮込めば鍋になります。安い食材をフル活用して、ラクして美味しいお鍋を楽しんでくださいね。