梅干しを作る時に欠かせない工程のひとつに天日干しがあります。
当たり前のように行われていることではありますが、それをする理由についてご存知でしょうか。
梅干しを手作りしようと思っている人は、その理由や上手な干し方などについてご紹介しますので、これを学んで是非チャレンジしてみてください。
また、干さない梅干しについてもご紹介しますので、そちらもご一読ください。
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梅干しを天日干しする理由とは
梅干しを天日干しにすると、以下のような効果が期待できます。
梅を殺菌
太陽の光に当てることで、梅干しを殺菌する目的があります。
梅を太陽の光に当てることによって、太陽の紫外線を利用し、梅に含まれる微生物をやっつける目的があります。
水分を飛ばす
天日干しにすることで、梅に含まれている水分を飛ばすことができます。梅干しを作るとき、梅の水分を飛ばすことで梅干しを長期保存することが可能になるのです。
果肉を柔らかくする
梅を夜間の間も干すことで、夜露に当てて梅を柔らかくする効果があります。
梅干しを天日干しする理由を知ったら、工程についても知ろう
実際に梅干しを作る手順についてチェックしてみましょう。
- 梅の果肉を傷つけないように注意しながら、優しく梅を洗って表面の汚れを落としましょう。キッチンペーパーなどを使い、そっと水分を拭き取ります。
- 竹串や爪楊枝などのさきが鋭いものを使い、梅干しのヘタを取り除きます。
- 梅を入れる容器を用意し、その中に塩と梅を入れていきます。塩→梅→塩→梅のように交互に入れていき、最後は塩を入れます。
- 重しをして容器に蓋をしたあとは、梅の水分が浮いてくるまで数日間漬けておきましょう。
- 赤シソを用意し、しっかりと洗います。塩を20g用意し、それを使用して赤シソを手でしっかりと揉んで水分を絞ります。
- ボウルなどに赤シソを入れ、赤シソに梅の水分をかけてしっかりと混ぜ合わせます。
- 「6」を梅を漬けている容器に入れ、重しをしてから蓋をして2~3週間漬け込みましょう。冷暗所に置いて保存します。
- お天気の良い日が続くときを選び、梅と赤シソを様子を見ながら天日に干せば、梅干しの完成です。天日干しは数時間~数日程度、梅の様子を見ながら行いましょう。
天日干ししなくても出来る梅干しの作り方
梅を干してから梅干しを作ると、時間と手間がかかってしまうものです。干さずに梅干しを作る方法についてチェックしてみましょう。
- 完熟した梅を用意し、梅を傷つけないようにキレイに洗ってヘタを取ります。
- 水分をしっかりと拭き取り、殺菌された容器を用意してその中に梅を入れましょう。
- 塩と梅を交互に入れ、梅が空気に触れないようにして保存をします。
※このとき、雑菌が入り込まないようにラップやビニル袋でピッタリ蓋をすると良いです。 - 暗くて涼しい場所に置いて保存をします。1ヶ月程度保存をすることで、干さない梅干しの完成です。
干さない梅干しは、梅を干していないため食感が少し硬めになります。
干す手順がないので簡単にできますし、硬めの食感が好きな人にはおすすめの作り方です。
天日干してもしなくても、梅干しが体に良い理由
私達の体の中が酸性の状態になると、人間にとって良くないことが起こります。疲れが溜まり、イライラやストレスを感じて快適な生活ができなくなってしまうのです。
体が酸性の状態になったとき、アルカリ性の性質を持つ梅干しを摂取することで、体のバランスを整える働きをします。体内のバランスを考えたとき、梅干しが良い仕事をしてくれるというわけです。
梅干しの酸味はクエン酸の影響
クエン酸を摂取することで、疲れの改善など、私達人間の体に嬉しい働きをしてくれるのです。
「梅干しは体に良い」という話を聞いても、いまいちその理由がわからなかった人もいますよね。
梅干しは、上記のような理由で体に良い食べ物だと言われているのです。
作った梅干しを美味しく楽しめるおすすめ料理をご紹介
梅干しの食べ方で思い浮かぶのは、おにぎりの具材にしたり、お弁当に入れるといった方法ではないでしょうか。
梅干しを美味しく食べられる、アレンジレシピについてご紹介します。
梅干しときゅうりの和え物
元々梅干しには酸味や塩味があります。この味を利用すれば、和えるだけで簡単に一品おかずを作ることができます。
作り方もとても簡単。
お好みで、昆布や鰹節を入れても美味しく食べることができます。
ボウルに入れて混ぜるだけでできる簡単メニューですが、ビニール袋に全ての材料を入れて混ぜ合わせれば、洗い物を出さずに作ることができます。
梅干し納豆うどん
納豆に梅干しを入れて、それを茹でたうどんにかけて作る簡単メニューです。梅の酸味と塩味があるため、調味料もあまり必要ありません。
冷えたうどんでも温かいうどんでも美味しく食べられますので、その季節に合った食べ方をするのがおすすめです。